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【先生の投資術】投資って怖いシリーズ2|「自分は全額、銀行にちゃんと貯めてるから大丈夫」を受けて思うこと

私は小学校の先生です。世間では安定していると言われている職業で、副業は許されておらず、良くも悪くも古き良き働き方が推奨されている職業です。

私の同僚は根っからの「先生思考」の持ち主が多いです。
「安定が1番」
「定年まで働けば、まぁお金の心配はないだろう」
「他にお金を稼ぐ方法なんて・・・世の中そんなに上手い話はない」
と、頭からお金の話を嫌がる人が多い印象です。

ちなみに私は
「お金大好き」
「制度をうまく利用してお金を増やしたい」
「働くばかりの人生じゃなくて、早いうちにリタイアして他の可能性を見つけたい」
と、常に考えている人です。
こういう話をリアルですると、かなり熱がこもってしまい、同僚から引かれそうなので隠しています。。。

今回は、同期の子が「投資」についてのネガティブな反応に対して、私ならこう回答する、というのをまとめていこうと思います。
シリーズ化したら、一冊にまとめて本人に読んでもらおうかな・・・。

という前回の続きです。

自分は全額、銀行にちゃんと貯めてるから大丈夫

その友達は「やっぱりお金が減るのはこわいから、とりあえず全額銀行に預けておくのが1番安全」と言っています。

そもそも自分が持っているお金をどこに置いておくか、私たちは選ぶことができます。
・銀行
・お財布
・投資
などですね。

それぞれメリット・デメリットを理解した上で、自分の生活に合わせて分けておいておけばいいのです。

銀行やお財布にお金を置いておくこと

⭕️メリット
町中どこにでもATMや店舗があるので、出し入れが簡単
その場で現金化できる

❌デメリット
金利が低い・・・100万円貯めて、1年間で増えるのはたった100円
休日や時間外にATMを利用すると手数料を取られることもある。
将来的に物価が上がれば、お金の価値が下がることがある

(例)過去には60円で買えたアイスが今は120円かかる。(物価が2倍になる)
60円で買えた時代に銀行に100万円預金していたとすると、今は預金したお金の価値は50万円になっている(お金の価値が2分の1のなる)

「銀行に入れておけば、減ることはない」という理解は合っているようで、価値の面で考えると合っていないということがわかりますよね。
おそらくデメリットの方は、友達はあまり理解していないようです。だから、全額銀行が安心と思っているわけですから。

投資先にお金を置いておくこと

⭕️メリット
企業や世界の経済の成長に応じて、見返りをもらえる(利益)
歴史的にみて長期で保管していれば、利益が出るというデータがある。
銀行が潰れるリスクより、国が破綻する可能性の方が低い(大損することは考えにくい)

❌デメリット
リターンを狙えばリスクも伴う
元本が保証されない
すぐに現金化できない
現金化するときに手数料や税金を取られることもある
ある程度の知識がないと投資商品を自分で選ぶのが難しい

銀行と逆で、こっちのデメリットばかりが周知の事実でなので、なかなか投資できない人が多そうです。

お金の使い道によって置く場所も変えるのが良い。

友達にはこのように伝えたいです。

預け先は分散しよう。
分散の割合は…

銀行に預金=200~300万円くらい?
・当面の生活費(手取り給与の6ヶ月分あれば安心)
・2〜3年以内に払う予定のあるお金(車の買い替えや来年の旅行代など)
投資する=それ以外
・長期で使う予定のないお金(できれば10年以上はそのままにしておきたいので)
・「本当にいざとなったらこのお金に頼る」という気持ちも持っておく

投資先は色々あるので、また考えなくてはいけないところですが、
自分のお金の預け場所を「銀行にだけ」「投資だけ」と集中させるのではなく、
必要に応じて分けることで、リスクも分散できるのです。

と、ここまで言っても「投資は怖い」と思うでしょうか・・・。

もし、少しでも「投資って案外怖くないかも」と思ってくれるようになっていれば、次の疑問は「投資って難しいから。始め方がわからない」ではないでしょうか。
次回、そちらに回答していきます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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