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らんま1/2

みなさん突然ですが、らんま1/2という漫画をご存知ですか?

知っている方は多いと思いますが、昔すぎて忘れている、凄く若い方は見たことがないかもしれませんね。
私は中学生の頃にアニメで見ていました。
クラスメートとらんま楽しいと盛り上がり、主題歌まで歌っていました。

らんま1/2ですが、知らない方もいるかもしれないのでちょっと解説します。

簡単にいうとらんまは1/2は、格闘ものと学園もの、恋愛ものが混ざっていて、性が入れ替わるというちょっと現実的ではないコメディーです。

無差別格闘流の高校生の早乙女らんまは父親と一緒に中国に修行に行きました。

中国にある修行場である「呪泉郷」で父は「パンダが溺れた泉」に、らんまは「若い娘が溺れた泉」に落ちたのです。
そこから水をかぶると父は「パンダ」に、らんまは「女の子」になってしまう。お湯をかけると元に戻る。そんな体質に変わってしまいました。

そしてらんまには、許婚の女の子(父の友人の娘で天道あかね)がいて、らんまは父と一緒にあかねがいる天道家に居候しながら格闘技と学校生活を送ります。

設定が面白いです。
特に小中学生の時に夢中になって見ていたくらいなので、子どもウケが良いのは間違いありません。しかし、大人になってから見ても面白いです。作者の方の発想が凄いなと感じます。

男女が入れ替わるところが面白いため、夢中になれた理由の1つでもあります。

作者の高橋留美子先生はこう説明しています。

性転換の設定については「男でも女でもある主人公なら、男の子も女の子もたくさん描けると思ったから。男女両方描けるって、とても楽しいし、絵的に飽きが来ない」                 
     Wikipedia 原作者が語るらんま1/2

作者の方はこのような考えだったんですね。
この漫画が1987年から連載をスタートしていることを考えると、男の子も女の子も描きたいという考え方がなんだかいいなと感じました。

この頃ちょうど、男女平等が社会でも言われ始めて、その先日本でもジェンダーについて色々と話題になりました。

物語は男女が入れ替わるのが基本であって、非現実的ですが、半分女の子で半分男の子という話が度々出てきます。

作者が男女間についてどの程度考えて作られた作品であるかはわかりませんが、「男の子も女の子もどちらも描きたかった」という思いは伝わります。

男子よりの漫画でもなく、女子が見ても楽しめるどちらの立場からも楽しんでみれる漫画になっていると思います。そこに格闘技や恋愛、学園ものが混ざり合って、非現実的な話なのにリアルに近い感じが出ていて、凄くバランスの取れたストーリーになっています。

また、誰しも1度は自分と違う性別に憧れたことはありませんでしたか?

この漫画から男の子の良さも、女の子の良さも感じ取れる気がするのです。もしも自分が男性だったらとか女性だったら何をしたいとか想像させてくれます。

コミカルに描かれている漫画ですが、想像ですが色々な視点からも楽しめるのでぜひ読んでみてください。
私も久々に見て楽しかったです!

最終話、いい終わり方していますよ。








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