新しいことを始めるきっかけ
何か新しいことを始めるきっかけは、すごく身近にあったりします。
小学校の頃、プールとバレーボールと剣道を習っていました。小さい頃からスポーツが好きでした。
子どもの頃にしていたスポーツはどれも好きでしたが、自分の意志で始めたわけではありませんでした。
そして、中学校でバスケ部に入部しました。
初めて自分でやりたいと思ったスポーツかもしれません。
きっかけはスラムダンクが好きだったから。
身長も低いし、バスケットボールなんてしたこともないし、漫画でしか見たことがありませんでした。
それでも入部するには十分な理由だったのです。
漫画を読んで感動し、バスケットボールの魅力に取り憑かれていたんです。
しかし、入部してからは、漫画と現実のギャップに苦戦していました。
最初は誰もが桜木花道と一緒なのです。
それどころか彼みたいな身長もないし、誰かのために(好きな女の子がいたので燃えていたみたいです)という理由も特になかったので部活にいくというモチベーションを保つのでさえ大変でした。
私が部活に入った頃は、同じ学年に5人。
1つ上の学年に2人。その上に(すぐ引退したんですが)数人。合計で10人ちょっとしかいませんでした。
人数構成もスラムダンクみたいでした。
ただ違ったのは私達のコーチはとんでもない鬼コーチだったことです。
人数は少なかったですが、小学校からバスケットボールをやっていた人がほとんどで、ゼロから始めた私は本当に苦労しました。
毎日鬼コーチに怒られに行くようなものでした。
それでも憧れのスラムダンクのようになることが夢で頑張っていました。
1年ほど経つと、数人しかいないチームにも20人ほどが入部して、さらに次の年は30人ほどが入部して大きいチームになりました。
最後の試合で負けてしまいましたが、小さいチームが大きいチームになり、沢山の経験ができました。
諦めずに目標に向かって続けたからこそ喜びや苦しさや悔しさがあって、必死に頑張ったから得られた経験と感情でした。
その時の部員とは何十年経っても、会っています。そこでかけがえのない関係になったのです。
スラムダンクのおかげで、中学、高校、社会人になってもバスケットボールを続けられました。
私の場合は漫画がきっかけでバスケットボールを始めましたが、今の自分の一部だとも感じています。
どんな小さなきっかけでも自分の人生が変わることもあります。自分がやりたいと思ったことはどんどん取り入れてみてください。
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