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【10分ですべてが分かる】第二種衛生管理者の独学合格(仮)法

はじめに

当記事は筆者が第二種衛生管理者試験に合格・資格取得に至る一通りを余すことなく記載してものです。

なお「合格(仮)」としているのは、記事作成時点では正式な合否が出ていないためです。

・・・これで落ちてたら恥ずかしすぎるので、何も言わずそっと記事を削除させていただきますが、体感では大丈夫なので大丈夫です(?)

無事合格してましたε-(´∀`*)ホッ


第二種衛生管理者とは

第二種衛生管理者の概要は以下の通りです。

常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。
(中略)
第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。

公益財団法人 安全衛生技術試験協会ホームページより

要は従業員が50人以上いる会社には資格を持った衛生管理者を置く必要があり、そのための資格が第二種衛生管理者ということです。

後述の通り難易度はそこまで高くないですが、一応は国家資格の分類となります。

試験の概要

出題形式

第二種衛生管理者試験は以下の通りです。

  • 関係法令:10問

  • 労働衛生:10問

  • 労働生理:10問
    ※労働生理は免除制度があります

試験時間は3時間ですべてマークシート形式です。
また、分野ごとに時間が分かれているといったこともありません。

これだけ聞くと「え、30問で3時間って相当難しい試験なんじゃ・・・?」となるかもですが、そんなことはありません。

実際、試験開始から1時間で退室可となり、大半の方は1時間半もすれば退室していきます(私もそうでした)

難易度

ちゃんと勉強しないと合格できないけど、ちゃんとやれば受かるという表現が一番しっくり来ます。

まず合格ラインとしては上記3分野で10問中4問以上かつ30問中18問の取得となります。
つまり、各分野40%の足切りライン及び全体で60%を取得できていれば合格となります。

また、合格率は50%くらいです(近年では難化傾向にあるようで特に2021年は50%を下回っているみたいです)

傍目には低く感じますが、申し込んだけど受けなかった、全然勉強できなかった層を加味すると、むしろ妥当な率と思います。

第二種衛生管理者の合格率(ユーキャン様より引用)

一般的には60時間以上の学習時間が必要と言われており、私の感覚としても同様です。

上記の通り、全問マークシート形式で時間に迫られることもなく、問題内容も参考書・過去問+αくらいです。

受験時点で過去問の80~90%が取れていれば本番の諸々を差し引いたとしても充分合格圏内に達すると考えます。

<補足>過去問について
第二種衛生管理者試験では、実際に出題された問題は公開されていません(受験生も問題用紙の持ち帰りが不可)

しかし、試験側が実際に出題された問題を模して作成・公開する、いわば「模擬過去問」を公開しているため、当記事ではこれを指して「過去問」と呼んでいます。

なお、あくまで体感ですが、実際に出題された問題は、この模擬過去問の1割ほど難易度が上がっているという印象です。

受験資格

パターンが多すぎる上に分岐が複雑すぎるので端折ってお伝えすると

  • 大卒の場合は労働衛生(※)の実務経験が1年以上

  • 高卒(専門卒含む)の場合は労働衛生の実務経験が3年以上

  • 上記以外は労働衛生の実務経験が10年以上

大体の方は上記のいずれかになると思います(実際のところは公益財団法人 安全衛生技術試験協会ホームページをご確認ください)

いずれにしても、ある程度の実務経験が必要な資格とはなっています。

※実務経験は主に健康診断系や社内の環境整備などを指す模様です。ただ、次で触れる通り会社で実務経験を証明するのでお勤めの会社に掛け合って証明してくれるか次第となると思います。

受験申込

正直、試験以上に申込の方がよっぽど苦労しました^^;
一応は国家資格だからなのか必要書類が多く手続きもアナログなこと。。

特に私は、本来なら千葉県市原市という僻地(←失礼)に飛ばされる当試験を早稲田大学で受けられる「出張特別試験」という年1回のチャンスをで受験したのですが、それを狙うなら申し込み期限の1ヶ月前には動いておいた方がベターです。

まず、申し込みに必要な書類には以下4つがあります(人によって必要なものが若干変わってくるため詳しくは申し込み用紙でご判断ください)

  • 受験申請書
    申し込み用紙にくっついてます。申請書、振込証明、受験票が3枚つづりになっています。

  • 受験資格に関する事業者証明書
    申し込み用紙の該当ページを切り取ってお勤め先の人事担当者に記入を依頼します。

  • 卒業証明書
    大学に発行を依頼します。私の場合は郵送でやり取り&発行料を定額小為替なるものを郵便局で買って同封する必要がありました。

  • 氏名変更を証明するもの ※氏名が変わっている場合のみ
    申し込み用紙には戸籍抄本と書かれていますが履歴があればマイナンバーカードの表面や免許証のコピーで大丈夫です。

次に、申し込みの簡単な流れは以下の通りです。

  • 申し込みを郵送してもらう or 試験センターへ取りに行く

  • 卒業校に卒業証明書を発行してもらう(1~2週間程度)

  • 人事に事業者証明書を発行してもらう(同時並行可)

  • 証明写真を撮影する(私はスマホで撮影→コンビニ印刷でした)

  • 郵便局で受験料(8,800円)を支払う

  • 必要書類を同封して申し込み用紙の送り先へ郵送

改めて見て「細々とした手間やコストが掛かるな」という印象です。

実際、すべて取り揃えるのに2週間くらいは掛かりましたし、金銭面も受験料だけかと思いきや最終的に申し込みだけで10,000円くらいかかりました。

受験の理由

では、なぜ私はこれだけの手間やコストを掛けて第二種衛生管理者を受験したのか。

答えは単純明快「会社に「取って」と言われたから」です。

・・・何とも主体性のない理由ですが、実際上司から言われなければ見向きもしてなかったでしょう(笑)
※ちなみに、申込や参考書・問題集などの料金は会社に出してもらいました。

ただ、受けた後だから思うことですが、2024年の社労士試験合格を志す身としては、ある意味「社労士試験の前哨戦」として得るものも多かったと感じています。

合格で得たもの

前述の社労士試験の前哨戦という視点で見たときの「第二種衛生管理者合格で得たもの」を私なりに挙げていこうと思います。
※社労士資格や人事労務業務に興味がない方は飛ばしてください。

結論としては以下の4つがあると考えます。

  1. 勉強習慣を身に着けられる

  2. 試験範囲に労基法、安衛法があるので知識の土台になる

  3. 受験会場という「場」を体感できる

  4. 社労士取得後のさらなるキャリアアップ

以降でそれぞれについて書いていきます。

1.勉強習慣を身に着けられる

個人的に一番大きいのはコレだと考えています。

実は、第二種衛生管理者試験の勉強を始めた初期の頃、1週間~10日ほど「サボリ期間」がありました。。^^;

理由はハッキリしていて勉強に対するハードルを上げすぎていたことです。

おそらく何をやってもそうだと思いますが「最初はやる気に満ちているので高い目標を設定する一方、初学者ゆえに何をするにも想像の何倍も時間がかかる」というのが常です。

事実、ネットで「成長曲線」と検索すると下図のようなグラフが出てくるように理想と現実のギャップにやられてしまうのです。

成長曲線(武田塾様より引用)

私もまったく同じで「できない」ばかりに目が向いてしまい、次第に現実逃避でYouTubeを見始めるという負のスパイラルに。。

ただ、上述の通り会社から言われていたので逃げられなかったのと、まだ難易度の低い資格だったので苦手分野を後回しにするなどで何とか踏ん張れました。

そうやって一度勉強習慣がついてしまえば、敢えて止まらない限り継続でき、上図の急カーブ部分に来たら大分楽になっていました。

以上を知識としても体感としても得たことで最初の一歩のハードルを上げすぎないができるようになり、既にできていた習慣も手伝って今のところ社労士の勉強も続けられています。

2.試験範囲に労基法、安衛法があるので知識の土台になる

これは言葉の通りです。

第二種衛生管理者と社労士では問われる深さが全く別次元ですが、導入として一役買ってくれると考えます。

ただ、労働生理という中学・高校の生物みたいな科目があるので「無駄なことは一切したくない!」という場合はあまりマッチしない部分な気がします(ちなみに労働生理は私の苦手分野です。。)

3.受験会場という「場」を体感できる

これも実際に受験した後だからこそ思いました。

そもそも社会人になると「試験」や「受験」を経験することが極端に減ります(実際、私も社内の昇格試験を除けば一番最後に受けた試験は10年以上前の簿記3級以来でした)

特に緊張とかはなかったのに試験前日は24:00に寝たのに2:00まで寝付けなかったり、試験会場に時計がなく持ってきていないことに行って気付いたりなど迎えて初めて分かることがありました。

この辺りは模試でカバーするのだと思いますが「本番」故によりリアルに感じられたのは、より良い経験だったと捉えています。

4.社労士取得後のさらなるキャリアアップ

これは特に社労士合格を以て企業の人事労務としてキャリアを積む方にとってですが、第二種衛生管理者はさらなる有効打になると考えています。

今回、私が会社から言われて受験しているように会社も規模が大きくなってくると衛生管理者を選任する義務が発生します。

そして、この衛生管理者は第二種衛生管理者(業態によっては第一種)を持っている人から選ぶ必要があり、かつ下図のように規模と一緒に必要人数も増えます。

衛生管理者の選任

従って、急に規模が拡大したベンチャー企業や逆に2,000名、3,000名規模のところだと「衛生管理者が足りず今すぐにでも採用したい」ということもあるかもしれません。

何度も書いているように第二種衛生管理者そのものは難易度の高い試験ではないので、単体では「他の人に競り負ける」「(私のように)社内で取らせる」となってしまうかもですが、社労士という人事労務の最高資格と組み合わせることで付加価値となる可能性は秘めていると考えます。

<補足>衛生管理者の選任要件について
ここでは分かりやすくするため「会社」と表現していますが、正確には「事業場(本社・支社・支店など)」単位となります。

参考書・問題集など

今回の受験で使用した参考書・問題集は以下3つです。
※リンク・画像は2023年時点のものなので適宜最新版をご覧ください。

1.この1冊で合格! 村中一英の第2種衛生管理者 テキスト&問題集
まずは基本となる参考書です。

第二種衛生管理者は参考書の種類が非常に少なく、第二種衛生管理者の参考書でメジャーなものというとコレかTACの『スッキリわかる』シリーズとなるみたいです。

個人的にも非常に読みやすく章ごとにミニ問題が、巻末に予想問題×2つがあったりと内容も充実していたと感じています。

「この1冊で」と冠してはいますが、絶対的に問題数が少ないので、やはり過去問集は買っておいた方が良いと感じます。

この1冊で合格! 村中一英の第2種衛生管理者 テキスト&問題集

2.詳解 第2種衛生管理者過去6回問題集
こちらはタイトルの通り過去問題集です。

どんな試験も過去問に始まり過去問に終わる(と、ア〇ム法律事務所の岡〇タ〇シ先生がYouTubeで言ってました)ため購入しました。

こちらは、後ほど紹介する過去問.comなどがあるので必ずしも購入しなくても良いかもですが、6回分とはいえ、しっかりした解説を読める分あった方が無難だったと感じます。

詳解 第2種衛生管理者過去6回問題集

3.過去問.com
こちらは書籍ではありませんが、多種多様な資格試験の過去問がストックされているサイトです。

上記の過去問集が終わった後はスキマ時間を利用して1日60問くらい解いて実力キープに努めていました。

過去問集と異なり(記事作成時点で)過去12回分の過去問が掲載されており、年度・分野ごとでの出題や出題順をランダムにするといったカスタイマイズが可能です。

また、過去履歴の閲覧やそれを基にした分析、誤答からの出題、ふせんなど出題以外の機能も充実しています。

ただ、上でも述べたように当サイトの解説は有志によって書かれているため内容に不正確な部分が散見されるので注意が必要です。

とはいえ、98%くらいは問題なく、むしろ理解をスムーズにしてくれる解説もあったので基礎学力がついて誤りの解説に気付けて調べられるようになったら後は非常に有用なサイトだと考えます。

過去問.com(第二種衛生管理者)

学習方法

実は学習時間については記録をしていませんでした。。(今となっては後悔しています)

そのため大雑把となってしまいますが、学習スケジュールは以下の通りです。

  • 学習開始:2023年7月初め

  • 参考書読み終わり:7月末~8月初め

  • 学習ほぼ終了:8月中旬

  • 学力キープ期間:8月中旬~試験日当日

上述のサボリ期間を含めても1日1時間は勉強していたので、概ね総学習時間は60~70時間程度と思われます。

その中での学習方法は以下の通りです。

  1. 参考書を読んで章の最後にあるミニ問題を解く

  2. 上記のミニ問題を1日後、7日後、20日後に再度解く

  3. 過去問を3周 ※この時点でほぼ学習完了

  4. スキマ時間を利用して過去問.comで実力キープ

  5. 弱点ノート作り

以降は上記の1~5をそれぞれ解説していきます。

1.参考書を読んで章の最後にあるミニ問題を解く

まず大前提として、私はアウトップ志向の人間で、試験勉強においてはいかに早く過去問を解き始められるかを重視しています。

理想は参考書など読まず最初から過去問を解き始めることですが、さすがに言葉の意味すら分からない状態では解説を見たところで理解も追いつきません。

そのため、過去問の解説を理解するための土台作りをこのパートでするイメージでいました。

土台はあくまで土台でしかないので完全に理解しようとせずザッと概要だけ掴むだけにしてスピードを出そうと意識でした。

2.上記のミニ問題を1日後、7日後、28日後に再度解く

上述の参考書には章ごとの最後にミニ問題が載っています。

これを各章が読み終わった後に解くのですが、読み終わった日だけでなく、1日後、7日後、28日後と再度解きなおして復習していました。

日数は「エビングハウスの忘却曲線」という人間にとって効率の良い復習サイクルを表した下図を根拠にしています。

エビングハウスの忘却曲線(武田塾様より引用)

実際、このグラフをもとにした「エビングハウスの忘却曲線ふせん」も売られていて、私もミニ問題を解き終わったらページにふせんを貼っていました。

エビングハウスふせん

ちなみに、私自身は日にちだけでなく何月何日かもパッと見られるようにしておきたかったので普通のふせんとボールペンで自作していました。

3.過去問を3周

ミニ問題の〇日後は続けつつ、参考書を一通り読み終わったら過去問に取り組みました。

そして、過去問を解くうえでは以下2点を重視しました。

  • 過去問を少なくとも9割以上マスターする

  • 過去問を解いて満足しない

◆過去問を少なくとも9割以上マスターする

まず、上述の通り当試験における過去問は本当の過去問ではなく難易度1割減の模擬過去問です。また、試験本番では、いわゆる難問の出題や実力が発揮しきれないといったトラブルも起こり得ます。

そういった諸々を考えると試験本番では普段の8~7割程度の実力しか発揮できないと想定して臨む方がベターです(逆に9割が解ける状態なら普段の7割しか出せなくても90%×70%=63%と合格ラインを達成できます)

◆過去問を解いて満足しない

そのために必要なのが「過去問を解いて満足しない」という考え方です。

過去問や問題集は解いて「あ、合ってた! こっちは間違ってた(´・ω・`)」と〇✕をつけて終わってしまいがちですが、それではなかなか知識が定着しません。

当試験はほとんどが5つの選択肢から正しいもの/誤っているものを1つ選ぶという問題です。

例えば、正しいものを1つという問題なら他4つは誤りなので選択肢ごとに「どこが誤りか」と「どう誤ってるか」を検討つけながら解いていくことで知識の吸収率が上がります。

そして、根拠を間違えた選択肢や理解があやふやだった部分を参考書に書き加えていくことで「1問の質」が単に解いて終わりの時に比べ、何倍にも高まるのです(参考に私が問題を解いていた時のルーズリーフを掲載します)

実際、最初に過去問を解いた時は5~6割くらいしか正解できなかったのが2週目に差し掛かった辺りで8~9割…あるいは満点を取っていました。

4.スキマ時間を利用して過去問.comで実力キープ

過去問も3周が終わる頃には、どの年度も9~10割が取れていたので「早く試験日来ないかな~」などとボヤいていました(笑)

ただ、上述のエビングハウス忘却曲線の通り、人はすぐ忘れる生き物なので実力キープは必要です。

ただ、言ってしまえば惰性で続ける勉強に対して「家に帰ったら机に向かって」をやりたくない、という気持ちがあり、朝起きてウダウダする時間や通勤時間といった「スキマ時間」を使えないかと思いました。

すると「製本された過去問集を持ち歩くのは絶対イヤ!」となり、その結果たどり着いたのが過去問.comというサイトです。

そんな怠け心がキッカケではありましたが、過去問のストックが過去問集より多く、さらに遡って解いてみると時には8割を切る年度もあるなど自分の弱点を知ることもできました(参考に私の分析チャートを掲載します)

過去問.com分析チャート(年度別)

市販の過去問集で収録されているのが過去6~8回分なので、必ずしもここまで遡らなくても良いと思いますが、時間があるようであれば念には念を入れても良いかもです。

5.弱点ノート作り

最後は弱点ノート作りです。

これはX(旧Twitter)の投稿を見て試験前日に手がけたのですが、1週間くらい前から手を付けておいた方が良かったなと感じました。

次の試験(社労士試験)への反省にします。

作り方は下図のように自分の苦手なところを大きめのふせんに書き出し、ルーズリーフに貼り付けるだけです。


長くなってしまいましたが、以上が私の学習過程です。
何かしらのご参考になれば幸いです(o*。_。)oペコッ

試験当日

ここからは試験当日について記載します。

試験日程

まず、私が受験した際の日程は以下の通りです。

  • 日時:2023年9月9日(土)

  • 場所:早稲田大学

  • 着席時間:8:30

  • 試験時間:9:00~12:00

  • 退室可能時間:10:00

<補足>
受験票には「説明開始するので8:30には着席していてください」と書かれていましたが、実際に説明が開始されたのは8:50くらいからでした。

退出可能時間について、退出後は試験終了まで戻れません。
トイレによる中座も原則NGでしたが、どうしてもという場合は試験官と一緒ならOKとのことでした。

上述の通り、本来であれば千葉県市原市にある試験センターに行っての受験が必要ですが、特別出張試験という年1回の機会を利用しました。

ちなみに、この時台風が近づいていたので「台風で試験延期になることはありますか?」と問い合わせたところ

「延期はありません。もし交通機関がストップして会場に来られない等があれば、電話で連絡のうえ別日・別会場(=千葉)で受験してください」

と、なかなかブラックな回答を頂きました。
特別出張試験で受験される際は気象情報には気を付けておいた方が良さそうです。。

持ち物

次に当日の持ち物について記載します。

  • 受験票 ※必須
    試験1週間前くらいには届きます。実は基本的な持ち物はこの受験票に書いてありますが、適宜補足などもしていきます。

  • えんぴつ・シャーペン&プラスチック消しゴム ※必須
    貸出の雰囲気はなかったので絶対忘れないようにしましょう。なお、受験票には「えんぴつ」としか書いてませんがシャーペンでもOKです。

  • 電卓 ※推奨
    試験問題では計算問題(例.有休休暇の付与日数や事務所の二酸化炭素濃度など)が出題され、電卓を使用できます。いずれも簡単な四則演算なのでなくても解けますが、持って行った方が確実性・時間短縮が図れます。


以下は受験票に記載はないですが、個人的に持って行った方が良いと思うものを挙げます。

  • 時計 ※推奨
    受験票に記載されているのは上記までですが、今回試験会場に時計がなかったので持っていくべきだったと感じました。

  • 飲み物 ※推奨
    試験開始から机の上に置いておけば試験中に飲むことができます。実質1時間〜1時間半の試験なので我慢できるかもですが持って行った方が安心です。

  • 上着など ※任意
    上着に限らず暑さ寒さ対策グッズです。試験会場のコンディションは当日行かないと分からないので細かく調整できるようにした方が安心です。

【余談】試験当日のエピソード
※ここは余談なので不要であれば読み飛ばしちゃってください。
ここでは「試験本番って何があるか分からないな~」という話を2つほど

①トイレ
試験説明前の「途中退室はあり?」と聞く受験生(顔は見てませんが声の感じ40~50代の男性)に「後ほど説明します」と試験官が答えると、受験生は「途中退室できるかで今トイレ行くか変わるでしょ」と半笑いで抗議。

思わず心の中で「変わりません。どっちにしろ今行ってきてください」と突っ込んでしまいました(笑)

②すっごい見てくる試験官
(こちらは私が気にしすぎなのかも・・・)
試験中は試験官2人が会場内の見回りをしていたのですが10秒くらい立ち止まって私が回答してるところを見てくる方がいました。

私も1度だけ試験監督のバイトをしたことがありますが、そもそも立ち止まることがほぼないイメージでしたし、横に立たれると結構気が散ったので思わず「すみません。気が散るんですけど」と言ってしまいそうになりました^^;

試験後

ここからは試験後について記載します。

合格発表

合格発表は試験を主催している公益財団法人 安全衛生技術試験協会ホームページで下図のように発表されます。

私の合格発表日が2023年9月29日なので試験日の3週間後くらいに発表される模様です。 

合格発表画面と受験票

合格後の手続き

※こちらも合格発表後に記載します。


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