かえりみち。


いつものかえりみち。いつもの景色。いつもの時間。

見てる景色は同じなのに、僕らは1日の多くの時間を帰り道ではないところで過ごすもんだから、だいたいその思考の延長に帰り道があるので、考えてしまう。


今日行ったお店とか、帰り道の電車でみた誰かの喧嘩とか、すれ違った見覚えのあるけど絶対他人の人の顔とか、


なんの気ない日常の1ページを1つずつめくって、なぞる時間になる。


ぼくはそこで大抵、悲しい音楽やバラードをイヤホンから流す。そういう時にきくそういう音楽を心を落ちつかせて、1日をリセットしてくれる。


リセットしたら、心に余白ができて、そこに新しい何かが流れ込んでくる。


そんな時にふと、立ててある缶が気になったりして、いつもみない帰り道の顔をみたりできる。


そんな帰り道が好き。

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