書き初め
2024年が始まりました。
始まったとたんに大きな災害や事故が続き、心痛む日が続いています。
明日、生きているだろうか。
突然、人生が寸断されてしまうかもしれない。
自分や大切な人たち、生きているのは「当たり前」ではないのだと
思い知る。
そんな年始に思ったことは、モノときちんと向き合おうという気持ち。
京都から引っ越してきて、丸4年と3ヶ月が過ぎました。
京都では、ちょくちょく着物を纏ってお出かけしていたのですが
引っ越し後は全く袖を通せていない。
それでも時々着物を出しては虫干しをしたりしていたけど
あのお気に入りの着物が見当たらないなぁ・・・と思っていました。
タンス一棹の他に着物を入れた箱をどこかにしまい込んだままにしているかもと捜索してみると、客間にしている和室の押し入にありました。
1箱どころか、なんと6箱!
こんなにもしまい込んだままにしてた?
4年も・・・・。
当然、着物は日や風にあたることなく、暗い押し入れで寝かされ青息吐息。
着物は植物や絹から出来ているものですから、やっぱり呼吸が必要なんです。
過度の日光はもちろん退色ゃ劣化の原因になったりしますが、適時な湿度や風は着物を長持ちさせます。
こんなの買ってた?と思い出せないのもあったりで、これは整理整頓が必要だなと思いました。
一枚、一枚、状態を見て、買ったまま袖を通さずにいるものなどは整理して
纏いたいけどシミが浮き出ているものなどは、染み抜きに出したり、反物のままのものも沢山あるので、仕立てるか、生地として生かすのか手放すのか
きちんと考えよう。
人もモノも、無駄にしている時がもったいない。
一つ一つ、丁寧に。
欲張らずに、よく考えて向き合って決めていこう。
そう思った2024年の始まりです。
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