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田村正和さんを思い涙する夜

きっかけは、追悼番組として放送されていたフジテレビの「古畑任三郎」。途中からではあったけど、夏休みである子どもたちと一緒に見始めた。
最初は懐かしくて嬉しい気持ちとなったのが、日を追うごとに、もうこの人と会うことはできないんだなーとしみじみとなった。
まぁ会うことなんて、そもそも出来はしないのだけども。

古畑任三郎


それからというもの田村正和さんを想って毎晩泣いていた。
とりわけ大ファンであった訳でも、特別な思い入れがあった訳でもないのだけれど、古畑任三郎の再放送をきっかけに、彼の作品や出演番組に触れ、彼を思い、泣きながら眠りにつく。そんな日々が続いた。

「古畑任三郎」はリアルタイムでもちろん欠かさず見ていたし、TBSの日曜ホームドラマ「オヤジぃ。」は田村正和さん主演のドラマの中では特に大好きで、泣いたり笑ったり、ジーンとする、子を持つオヤジの、揺れ動くリアルな感情が散りばめられた、忘れられないヒューマンドラマの一つである。

そのあと放送された「夫婦」も「おとうさん」もすごく好みで確かに見ていた。けれどもシリーズであったはずの「眠狂四郎(ねむりきょうしろう)」は全く知らないし、松本清張2時間スペシャルの彼も知らない。出身が京都であることも知らなかったし、まさか阪妻バンツマ(阪東妻三郎)のご子息であることなどすっかり忘れていた。

急に推しが現れたかのように連日、田村正和さんのことをリサーチする日が続いた。お住まい、ご家族、最後の作品、トーク番組、インタビュー…知れば知るほど亡くなられた事が悔やまれ悲しい気持ちに…。
そしてこんな気持ちを文章にしてまで一体なにがしたいのか…正直自分でもよくわからない。よくわからないままこの記事を書いている。

とにかく大まかなリサーチを終え(笑)、ここ二、三日ようやく落ち着きを取り戻した。通常の生活で田村正和さんを思いながら涙することもなくなり、不思議な悲しみから抜け出す事ができた。
そうだ、だから記事を書ける気持ちになったのだった。(でもやっぱり内容があるわけでもない)。

あとはここから、彼の作品を徐々に、少しづつ追いかけつつ見ていく毎日が続くことになるのだと思われる(早く夏休み明けないかな)。
気持ちのアウトプットがしたかっただけなのかも知れない、ごめんなさい。
それにしても膨大な数の作品。
どれから見始めれば良いんだろう。

改めてご冥福をお祈りいたします。

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