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We Don't Talk Anymore

2016.5.24にリリースされたCharlie Puthのアルバム「Nine Track Mind」に収録。

Writer : Charlie Puth ,Jacob Kasher Hindlin ,Selena Gomez

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MVはこちら

アコギのアルペジオ主体にしつつ、シンプルなトラックで心地よい。

Key of E   BPM= 100   キーレンジ   トータルタイム 3:38


構成はC-A-B-C  ここまでで1:17

    続きはSelena Gomezの歌でA-B-C--Inter-B-C-End

コード進行はほぼ繰り返しである。

Aは| IV△7 | V | VIm7 | IIIm7 | IV△7 | V | VIm7 | IIIm7 |

長めのアウフタクト(2拍)でIVに対して6thで入る素敵な響き。6thを連続させて少し不安定な響きでAメロを展開。基本的に1小節のリフレインである。デュエット曲であることも関係してか、音域はかなり高めからアタックしている。

Bは| IV△7 | V | VIm7 | IIIm7 | IV△7 | V | VIm7 | VIm7 |

ここもアウフタクトでIVに対して5thの音で落ち着くメロディ。Bメロらしい役割。コーラスも加わり少し優しさが感じられるセクションになっている。基本的に1小節パターンのリフだが、落ち着く先の音程が徐々に上がっていってサビに向かっての高揚感も出せている。

Cは| IV△7 | V | VIm7 | IIIm7 | IV△7 | V | VIm7 | IIIm7 |

長めのアウフタクトで曲のタイトルである「We Don't Talk Anymore」というフレーズの最後が小節のアタマに来るリフで、IVに対して3rdの音。このリフがこの曲を支配しているのは言うまでもない。実音でF#、G#中心のリフで落ち着く音がコードに合わせて変化する。歌はファルセットでソフト。

洋楽らしいリフの繰り返し、コード進行もほぼ4小節パターンの繰り返ししだが、メロディの変化が上手いので飽きさせない。すべてのセクションでアウフタクトで入っているが、それに続くメロディの収め方が上手い。どれ一つ同じリズムで刻んでいない。Aメロは細かく刻む。Bはコーラスを絡めて伸ばす。Cはフレーズの最後を小節のアタマに配置させ解決させる、といった具合である。これが洋楽の上手さなのかな。それからJ-PopはA-B-C的なシンプルな展開の曲が減ってきているけど、洋楽はそのまま何も変わらずA-B-Cな傾向。そして8小節区切りもきっちり守られている。きっとリフ主体なので変えようがないというか、変える必要がないのかもしれない。そしてトータルタイムは4分以内が主流である。そしてチャートを俯瞰すると、バンドものが本当に少なく、DJ・プロデューサーチーム的なものが圧倒的に多い。アイドルばかりの日本とは違う意味で偏っていてつまらないチャート構成だと思った。これは近年ずっと変わらない傾向である。一つのムーブメントとか、流行りのフレーズとかが見えたら徹底的に攻めてくる感じはある。同じようなリズムで刻むバッキングの楽曲が沢山あって不思議な感じ。マーケティングが進んでいるということなのか?




9/5付けオリコンシングルチャート

1位 The Second - Wild Wild Wild - 3.3(万枚)

2位 Power of the Paradise- 嵐 - 2.8

3位 Aiko - 恋をしたのは - 2.7

4位 Jintaka - Choo Choo Shitain - 2.7

5位 アルスマグナ - Ever Yell - 1.6

6位 松田 聖子 - 薔薇のように咲いて 桜のように散って - 1.5

7位 私立恵比寿中学 - まっすぐ - 1.4

8位 765 Pro All-Stars - 僕たちのResistance - 1.4

9位 虹のコンキスタドール - 限りなく冒険に近いサマー - 1.2

10位 Buck-Tick - New World - 0.9


アルバムの1位は、 Kinki Kids - N Album - 13.0   2位にAimer - Daydream - 4.0    3位にRADWIMPS - 君の名は - 3.5

4位のJintaka - Choo Choo Shitainが個人的にはツボ。メロディー不要の現代的な楽曲だし、YouTubeなしには展開できない構成。その他はAikoが健闘してるな!という印象。

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