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コンテンツ記録④コミック「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」磯谷友紀


戦後間もない京都。
料亭の調理場に立つのは男性があたり前だった時代。


料亭が実家の主人公いち日(34歳)は、近所のホテルの厨房に勤めている。
ある日、実家の料亭を経済的に支援してもらうため、19歳の青年とお見合いをすることに。

その後、いち日は西洋料理のコックから料亭の料理人に転身。
当時としては稀な女性の料理長となる。

尖んがっていた夫は徐々に「骨抜き」にされ(笑)、料亭経営といち日自身をサポートする存在に。

派手な切った張ったはない。

想いを伝え合うシーンですら、涼やかな空気が流れていて心地よい。


さらに情緒に溢れた建築物や家具類。
思わず触れたくなる着物。


そして何よりの見どころは、登場する麗しいお料理たち!!
マドレーヌも、おはぎも、らっきょう入りおいなりさんも、とにかく口に入れてみたいものばかり!!!

レシピが載っているが、いち日のような料理人にぜひ作ってもらいたい・・・!!!


描かれている美しきものたちと
心揺らぎながらも自分にできることを淡々としていく主人公。

彼らから「日常を大切に、今やれることをやっていこう」と背中を軽く押してもらえる気がする。


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