13. 3人の子供と新幹線で約5時間かけて帰省してみた
療育で学んだスモールステップ。我が家の3人の子供達の生活に取り入れて、日々のワンオペ育児を何とかこなしている しまま です。
長女(小3)、長男(小1、軽度の発達障害)、次女(2歳)とのやりとり通して学んだ気づきをお届けします。誰かのお役に立てることを願って。
■約2年ぶりに福岡へ帰省しました
今回の冬休み、大きなイベントは実家がある福岡への帰省です。
新横浜から博多までを新幹線で約5時間かけて、家族5人で大移動してきました。期間は12月26日から1月1日までの6泊7日です。
3人の子供を連れて新幹線に乗ったわけですが、新幹線のメリット、3人の子ども達の過ごし方、おすすめのアイテムなどお話ししてみたいと思います。
■子供3人と新幹線メリットは?
まずは帰省するにあたってどんな手段にしたのかです。
先ほども書いたように新幹線で帰りました。
飛行機と車(大阪から博多はフェリー)も検討しましたが、飛行機は予算の都合上、車はフェリーが取れなかったため断念しました。
子供連れで新幹線に乗るメリットは、飛行機や車と違って、子供が退屈になった時や泣いてしまった時に離席できるという点です。
2歳児をずっと膝の上に乗せて置いたり、シートベルトをつけておくのはハードルが高いですからね。
あとはおむつ替えやトイレなども、飛行機や車に比べるとスムーズで安心だなとも思いました。
次女ちゃんは帰りの新幹線で3回もオムツを変えないといけないハプニングが起こりました。大きい方ね(笑)
車だったらその度にPAによってもらわないといけない、飛行機だったら離陸と着陸の時はトイレに行けないと考えたら、我ながらいい選択をしたなと思いました。
あの匂いと長時間付き合うのはきついし、オムツかぶれの原因になりますからね。
とはいえ、新幹線で過ごす約5時間を何をして過ごすのかが大きな課題でした。
子供別にまとめていきます。
■小3長女の場合
まずは小学校3年生の長女の話です。
彼女にはまず、福岡のおばあちゃんの家に新幹線で約5時間かけて帰ることを伝えました。
そして、まず席割りを考えてもらいました。
彼女の考えた席割りは夫と彼女が2人で座り、私、次女ちゃん、息子くんの3人で座るというものでした。
理由を聞いてみると、『弟と妹はお母さんと一緒がいいと言うと思うから』だそうです。
なるほどなと思い、長女の意見を採用しました。
同じことを夫さんから言われると、ちょっともやっとしたと思うんです。
小3の長女が隣の席ということは、5時間ゆっくりと本でも読めそうですからね。
でも確かに下の子2人は、何かあれば『ママー!』と言ってくる年頃です。当たり前のことを小学生に諭されました。
そして、母は弟と妹のことで手がいっぱいだと思うから、できるだけ1人で静かに過ごして欲しいけどできる?ということを伝えました。
Switchは持って行くけど、音の問題や喧嘩の原因になりそうなので使わないという約束にしました。
長女は自分なりに考えて、塗り絵やすみっこパッド(設定が少しわかりにくく音が出しにくい)、LaQ、シールブックを用意して持っていくことにしました。
長女はなんの問題もなく約5時間の移動を静かに過ごすことができました。さすが3年生!もう自分で考えて行動できる年頃です。
小3女の子
・席割りを考えさせる事で旅行の計画作りに参加してもらう
・音の出ないものをチョイスして1人で静かに過ごすことができる
■小学校1年生、息子くんの場合
次は息子くん、小学1年生。軽度の自閉症スペクトラムがあります。
息子くんには新幹線でおばあちゃんの家に行くことは伝えましたが、その道中がどれほど長いのかがピンときていない様子でした。
発達障害のこともあるし、5時間静かに過ごすということは難しいだろうなと思い、ネットで他の方がどう過ごしているのかを色々と調べました。
私が見たのは目新しいおもちゃを用意するというものでした。それで、100円ショップに行って塗り絵やシールブック、スノーブロックなどを用意しました。
ただ、家に帰って冷静にそのおもちゃを見ていると本当に息子くんコレで遊ぶ?5時間遊ぶ?という思考にたどり着いたんです。
だから、試してみることにしました。用意しておいたおもちゃを渡して反応を見てみました。
予想通りの結果になりました。5分くらいで飽きてしまいました。反応が良ければ、そのあとは帰省まで隠しておこうと思ったのですが…。
結局、息子くんが普段からよく使う色鉛筆のセットと新い自由帳と、マリオ図鑑を持って行くことに切り替えました。
もしこれでダメなら、スマホでYouTubeと考えていたのですが、スマホに頼ることなく過ごすことができました。
やはり大切なのは普段から子供をよく観察しておくことですね。
小1男の子
・目新しさよりもいつもと同じがいい
・普段の観察が大切
■2歳、次女ちゃんの場合
最後に次女ちゃんです。暴れん坊の2歳児、どうなるのかと思いましたが、外の景色を眺める、食事、シールブック、お昼寝(2時間)、おやつでご機嫌に過ごすことができました。
次女ちゃんのお昼寝は想定内というか、お昼寝の時間の新幹線を予約しました。
ただ、次女ちゃん、13キロあるんですよ。岩のように重いんです。
ここで問題なのは、どう寝せるのか…
今回は新幹線やエレベーターで邪魔になりそうなので、ベビーカーを持っていきませんでした。
そして、座席も次女ちゃんの分は取りませんでした(予算の都合です)。
2席を私と息子くん次女ちゃんの3人で使います。
座ってみると結構ゆったりしていました。
食事を済ませると、うとうとしてきた次女ちゃん。すかさず用意していたエアーフットレストに空気を入れます!
座席と座席の間にエアーフットレストを置きます。
そして眠った次女ちゃんの頭を座席に、足をエアーフットレストに乗せます。
次女ちゃんは私と息子くんに挟まれて約2時間眠ってくれました。
次女ちゃんはもう13キロあるので、抱っこしたまま2時間過ごすのは正直しんどいんです。
なので、今回このアイテムにすごく助けられました。
熟睡した次女ちゃんの表情をご覧ください笑
私は次女ちゃんが寝ている間にトイレに行ったり(これ大事)、イヤホンでラジオを聴いたり、仮眠したりと快適に過ごせました。
エアーフットレスト用に空気入れを持っていったのですが、わざわざ持っていかなくても口で膨らませることも可能でした。
帰りの新幹線では実際、空気入れは使いませんでした。
今後は車でも使えそうだし、帰りの新幹線では私と息子も使いました。乗車時間が長い方にオススメのアイテムです。
2歳女の子
・長時間の移動はお昼寝の時間を狙う
・どう寝せるのか考えておく
■子連れ旅行は両手を開けておきたい
今回の帰省でやって良かったことナンバーワンは、5人分の衣類を詰め込んだスーツケースをあらかじめ送っておくことです。
次女ちゃんをいつでも抱っこできるように可能な限り両手を空けておこうと思い、念のためスーツケースを送っておいたのです。
夫さんは『持っていけばいいんじゃない?』と言っていましたが、この便利さを実感すると当然のように帰りも送る手配をしていました。
当日はお土産や新幹線の中で食べる食事を買ったので、両手にはそれなりの荷物が増えました。
実際に不可能ではないなと思ったのですが、帰省シーズンの新幹線乗り場はコロナ禍で人が少ないとはいえ混雑していました。
ここで不安なのは迷子問題です。子供としっかりと手を繋ぐために荷物を送っておいて良かったなと思いました。子供たちも慣れない場所で不安でしょうからね。子どもの気持ちを不安にさせないための送料と考えれば安いくらいです。
宅配の皆さんありがとうござます。
子連れ旅行は手持ちの荷物が少ないに越したことはありません。イライラの原因になりますからね。
荷物を送るメリット
・ただただラク!
・子どもと手をつなげる
・イライラの防止
■やっておけば良かった!後悔したこと
やっておいて良かったことの次は、やっておけば良かったー!と後悔したことについてお話しします。
それは上2人に新幹線が停まる駅名を教えておけば良かったなということです。
2人の地理の勉強の種まきになっただろうなと後悔しています。今からでもやってみますが…
そして、小1男の子は静かに過ごしてくれたのですが、山口を過ぎたあたりから『後いくつ?』攻撃が始まったんです。要するに後どれくらいで降りるのか知りたいということですね。
療育の先生に見通しを立てて行動してあげることの重要性を見せてもらっていたのに…
母の準備不足でした。
次回までにしっかり準備したいと思います。
・実体験に勝る勉強はない
・見通しを立てて子どもの不安を取り除く
最後まで読んでいただきありがとうございます。どなたかの参考になれば幸いです。
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