老衰を目ざして最後まで自宅で過ごせるのか
父親も家が大好きで最後まで自宅にいるのが望みです。住みなれた安心感が大きいようです。私もできるなら最後まで家にいたいなと思うため、自分の老後の予行練習を兼ねて父親を家で介護中です。
母親が亡くなったばかりですが、このところ父親の体調はすぐれません。毎年夏になると食欲は落ちるのですが、今年は特にひどくほとんど食べられない状態が続いています。なんだか食べる元気をなくしてしまったようです。
訪問看護師さんから毎週1回点滴をしてもらうのですが、「入院すれば毎日点滴を受けられますよ」と提案されました。父親に聞いてみると案の定「家にいたい」とのこと。それならば「少しでもおかゆを食べてね」といらないと言いはる父親に3口、4口とムリに勧めています。
ありがたいのは大きな病気をしていないことです。足腰は弱く歩行できませんがキッチンまでは車椅子に乗せて移動できます。トイレは寝室の隣にあるためなんとか自力で行ってくれています。お風呂は週に3度のデイサービスで入れてもらえるため感謝です。
看護師さんからは「もしかしたら暑さで体調をくずすこともあるので覚悟しておいてください」と説明されました。「両親そろって旅立つとさみしいものがあるので、もう少しがんばってね」と父親にお願いしているのですがどうなりますか。寿命ばかりはどうしようもないなと少しずつ覚悟をしながら、老衰のための本を読んでいます。
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