長寿
今日は重い話題です。長寿は本当に幸せなんでしょうか。Twitterで見かけた神戸市22歳女性によるひとり介護のニュースがあまりにいたたまれません。
たったひとりで要介護4(かなり、重いレベル)の90歳祖母を自宅介護していたそうです。詳しいことはわかりませんが誰にも助けてもらえなかったようなので、極度の疲労や孤独、絶望でいっぱいだったろうなとつらくなります。
私も現在ひとりで両親2人を介護中です。まだ2人ともなんとか自分で歩けてトイレも行けるレベルです。それでも食事や洗濯、汚れやすい布団の管理、デイサービスの支度や手配など手間がかかります。90歳と89歳の両親よりもこちらが先にまいるのではと不安になることもあります。
このニュースの女性は22歳という若さで、90歳の認知症である祖母の介護でこんな結果に。祖母の介護をするお嬢さんなのできっとやさしい女性だったのだと思います。
だからすごく悔しいんです。未来のある若い人が、間もなく人生を終える高齢者介護の犠牲になるなんて。このしくみをなんとか変えられないものでしょうか。変えていかないとこれからも同じことがどんどん起きて、若い犠牲者が増えてしまいそうです。
誰もがいつかは直面する老いと介護の問題。できることなら自分のことは自分でできるうちにあの世へ行きたい。そう考えるとただ寿命がのびればいいってもんじゃないなと感じてしまいます。
もしいま自宅介護で、「もう限界、もうムリ」と感じているなら逃げだしましょう。最悪の結果になる前に、自分と相手の身を守るために。地域包括支援センターかケアマネージャーに連絡をしよう。
【大好きだった祖母殺害 介護限界】https://t.co/4o05qdeQJ8
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 28, 2020
2019年10月、女性は神戸市の自宅で同居する祖母を窒息死させた。介護をほぼ1人で背負わされ、仕事との両立に苦しんだ末のことだった。なぜ、社会人1年目の女性は「大好きだったおばあちゃん」を手にかけるまで追い詰められたのか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?