見出し画像

50代になったら驚くほど毎日がラクになった

年を取ればイヤなことだらけだと思ってた。見た目も衰える、動作もにぶくなる、小言が多くなるとか、いいイメージがなかった。

ところがどっこい、50大に入ったら急に毎日が驚くほどラクになった。なぜなら、「見栄を張らなくなったから!」。

以前は自分をよく見せよう、いい人と思われたい、優しい人と言われたいとか、素のままの自分よりも相手からいい人と思ってもらいたかった。まさに八方美人。何を食べたい、どこに行きたいと聞かれたら、何でもいいよと相手に合わせるつかみ所のないタイプだった。

だって、素のままの自分ではだれにも好かれないと思っていたから。いつも本心は隠しておく。でも、疲れちゃったんです。自分をよく見せるためだけにずっと言いたいことをガマンして相手に会わせる生活に。面白くもないし、たいして誰にも好かれないとわかった。

それで、もう友だち以外からは嫌われてもいいや、と自分の好みや意見をはっきり言うようにしたら、不思議なことに気の合う友人が見つかりはじめました。そりゃあそうですよね、何を考えているのかわからない曖昧な人とは話ははずまない。ぼんやりした距離が開いているだけ。

さらに、見た目よりも話の内容で人を面白いかどうかを判断するようにしたら、自分の見た目もまあこんなもんかと思えるようになった。昼には太陽のまばゆい明るさがあり、夜には漆黒の幻想的な光があり、両方とも美しい。

若者にはキラキラした輝きがあり、年を取れば知識から来るいぶし銀の光が出るかもしれない。これからも人目を気にせずにラクにやっていこう。どうせ、演技をしてもバレちゃうから。


写真提供:ゆかり

#ライ組部活動コラボ企画

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?