見出し画像

旅と本の話

少し前の話になるが、夏休みに一人旅をした。誰にも言わずに。誰かに言ったらお土産のこと考えたりで、めちゃくちゃ日常と繋がって疲れてしまいそうだったので密かに計画を立てた。

結論から先に言うと行ってよかった。人間らしい時間を過ごせたように思う。

4泊5日で関東へ行くことにした。本当は何も決めずその日の気分で行動したかったが、世の中が夏休み期間だったので予約のいるものはちゃんと予約して、ほどほどに計画立ててから行くことにした。

普段スマホばかり見てしまうので、今回はデジタルデトックスもできたらなと思い、時間つぶしに本を持っていくことにした。これが今回の本題。旅のお供に本を選んだのだ。
この本選びがとてもよかった。

結構日常に疲れていたので、難しかったり重い内容の本は避けた。シンプルに読みたいなって思ったものや積読になっていたものを持って行った。

選んだ本はこちら
瀬尾まいこ 『天国はまだ遠く』
若林正恭 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
日暮キノコ 『ふつつか者の兄ですが 5巻』
コナリミサト 『凪のお暇 10巻』

感想文は苦手なので割愛。
ただ、選んだ本が日常に疲れて旅に出た私にたまたまぴったりだったので、内容だけさらっと。

『天国はまだ遠く』は積読の中から選んだ一冊。瀬尾まいこさんの作品は優しい。そこがとても好きで色んな作品を読んできた。この作品は知らない街で主人公が日常から離れて過ごす内容。もちろん私とは状況が全然違うけれど、日常と違う場所で過ごすってところが重なって「おお!」となった。内容について詳しく知らずに読み始めたので驚いた。

次に『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』。こちらは紀行文だ。若林さんはこの本の他にエッセイを2冊出していて、その2冊はすでに読んでいてとても良かったので、読んでいなかったこの本を選んだ。
内容はキューバ、モンゴル、アイスランドの一人旅のエッセイ。
旅行中に旅行の本を読むなんてそんなおしゃれなこと全く考えたことなかった私は、たまたまその状況になっていることに気づき、ハッとしたのと同時に「なんかいいやん」とにやけた。
そんな偶然とは関係ないが、内容もとても良かった。旅行中にはキューバ編しか読み切れなかったけれど。

漫画は読みかけになっていたものの続きを電子書籍で購入した。そして行きの新幹線ですぐに読み終えた。

漫画以外は宿泊先で読んだり移動中に読んだりした。何せ一人の旅、移動中は特に読書が捗る。イヤホンも持っては行ったが出番はなかった。読書して、眠たくなったら寝て、また読書してまたウトウトして。そんな時間が心地よくて「旅を計画してよかったな」と思えた。
移動時間があまりによくて、帰りはこだまで数時間かけて帰ってきた。平日のこだまは空いていて快適で贅沢な時間となった。

そんな夏休みの旅行と本のお話でした。
またこういう時間設けたいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?