何かを決断する為には情報が必要だ。

全くパソコンの知識がないながらもネットで調査して、あちこちの家電量販店に足を運んで情報収集して、その手の製品に詳しそうな知人に集めた知識で質問して答え合わせをする。

そして大体の内容を掴んだら商品比較ができるようになり購入までコマを進められた。

買い物には満足しているし情報収集がぬかりない分、全く後悔もない。

改めて実感したのは情報は決断力に繋がる。ということ。

簡単な情報はすぐにネットでも手に入った。

ただある段階からはより詳しい情報や比較例、その人の実体験を踏まえた感想や自分以外の観点が欲しくなった。

今回、パソコンを購入するにあたって店員さんの接客の差がすごく出た。

1件目は値引きについての話はあっても決断に必要な情報や迷っている商品の比較例、こちらがどんな用途でどう使うかなどに照らし合わせた提案が無かった。人自体の印象は悪くなかったので買おうか迷ったが決定打と情報量が圧倒的に足りず、踏ん切りがつかなかった。

2件目は言葉にすらならないほど、不愛想すぎたので買う製品はほぼ決めていたが見送った。これは完全に『人』の面での見送り。違う日に違う店員の時に買おうと思った。

日を改めて2件目の店に出向いたところ、違う店員さんがいた。知識もあって比較例も多く出してくれて、こちらの気にしている受取日や画質の差、他の機種との比較や使用用途の幅など、こちらから聞いてもいないのにどんどん問題を解消してきてくれた。対応も◎で細かい点まで説明もしっかりできていてすぐに答えを出すことができた。ある程度、目星はつけていたもののこの店員さんのフォローが決め手になったのは間違いない。欲しい情報を欲しいタイミングで的確に教えてくれた。

最終的に買ったパソコンは実は1件目で検討していたパソコンだった。その時に対応した人のアクション1つでここまで差がある体感をした時に

自分はパソコンを探していたのも事実だが『欲しい情報を与えてくれて自分が納得できる答えに導いてくれる先生探し』をしていたのかもしれない。素直にそう感じた。

これは営業職である自分にとって、お客様のあと一歩の決め手となる情報提供することの大切さを実体験的に感じとれたエピソードだった。何か大切なことを思い出せた感じがしたことも含めとても良い買い物だった。

仕事でもお客様と同じ目線に立って自分なら今どんな情報が欲しくてどんな情報があれば決断できるかを考えながら寄り添うことを大切にしていこうと再認識した。

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