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感情知能の基礎知識 - あなたの中に眠る真の力を引き出す

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AI の進化と共にビジネスにおいてハードスキルと呼ばれる専門知識のみでは差別化が困難な時代がやってこようとしています。また、ひとり親、共働き、同性婚など多様な家族像が叫ばれる中、…
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2023年2月の記事一覧

世界を変えたビジネスアイデア – 感情知能 (Emotional Intelligence)

皆さんは、21世紀の日本のビジネス社会で成功するには何を学ぶべきだと思いますか?かつて、データサイエンティストは21世紀で最も魅力的な仕事であるとハーバードビジネスレビューで紹介されたこともありました。そのハーバードビジネスレビューのポッドキャスト番組 HBR IdeaCast の100回放送記念の特別放送が2022年10月にあり、四回にわたって世界を変えた四つのビジネスアイデアを紹介しています。 科学的管理法 (Scientific Management) 破壊的革新

マインドフルネスで自分の感情と価値観の繋がりに目覚める

ビジネスでは、不確実で刻々と変化する状況がつきものです。そのような状況で、不必要な不安や恐怖を感じ、疲れ果ててしまうことはありませんか?あるいは、自分の感情をうまく対処できず、相手を困らせ問題を複雑にしてしまった経験はありませんか? そのような状況は、感情認知力 (Emotional self-awareness) を高めることで改善する可能性があります。感情知能の四つの領域の中の最初の領域である自己認知は、感情認知力を高めることによって、そのような状況でも自分の感情を上手

認知バイアスを克服するアイデア

私にとって自己認知を高める過程は、認知バイアスをどのように克服するかが重要でした。今回の投稿では、その中で「思いやり」、「努力」、「証拠」という職場や学校、家庭でとても良く耳にすると思われる3つの単語について私の気づきを紹介することで、皆さんの気づきのきっかけになればと考えています。様々な言葉の持つ意味を深く考えてみると、今の時代にはそぐわない解釈や、他の人と理解が違うかもしれない部分などに気が付くことがあります。重要なのは、そのようなギャップを認識し、豊富な解釈によって自分

自己管理の力を高める四つの特性: 回復力、適応力、やり抜く力、成長思考

自己認知によって自分の感情を理解することは、自己管理の能力を高め、家庭や学校、職場での人間関係を構築する基礎になります。職場においては、より感情をコントロールできる合理的な人は、信頼や公平のある環境を作ることができ、生産性を高められます。逆に言えば、リーダーの機嫌が悪ければ、組織全体の機嫌が悪くなってしまうでしょう。 感情知能の四つの領域の中の二番目の領域である自己管理は、回復力 (Resilience)、適応力 (Adaptability)、やり抜く力 (Grit)、成長

メタバースと直感と感情知能

今回は少し方向性を変えて、自己認知を別の角度から眺めることで新たな知見が得られるかどうかを試してみたいと思います。感情知能の基礎となる自己認知と自己管理の力を高める具体的なアイデアを以前述べましたが、今回は昨今話題のメタバースをヒントにバーチャルとリアルを認識する脳の働きを哲学的に考察しつつ、その没入感と自己認知との類似性に触れることで感情を理解するアイデアを補足できればと考えています。 メタバースと没入感メタバースはどの程度皆さんの生活に浸透していますでしょうか?ゲーム等