見出し画像

桜と電線

画像1

テーマを決めて写真を撮り始めると
すぐにタイトルを付けたくなる。
しかし結局はタイトル負けして
続かないケースが多いのだけれど。

電線のある風景を撮っていると
「~と電線」というタイトルを
付けてみたくなった。
例えば、「月と電線」「雲と電線」
「カラスと電線」「桜と電線」とか。
「ストッキングと伝線」は好きだけど
ちょっと違うかな…。
「脚と電線」も違和感のある組み合わせで
なかなか気に入ってはいるが、
一体どうやって撮るのか…。
撮る前からタイトル負けしている。

画像2

画像3

画像4

画像5

今の時期は当然「桜と電線」である。
しかし、こと桜の撮影に関して言えば
電線は邪魔なことが多かった。
柔らかな淡いピンクに咲いた桜を
無粋な黒い線が台無しにしてしまうことがあった。
しかし、今年は「桜と電線」だから
電線は邪魔者ではなくなった。
電線は桜と共に一気に主演である。
撮る側からすれば
電線から自由になったとも言える。

画像6

画像7

電線も桜も共に日本ならではのものだし、
桜は女性的、電線は男性的なイメージがあるから
その組み合わせは相性がいいはずだ。
「桜と電線」という異質な組み合わせの
タイトルでちょっとエロティックな
写真集だって出来そうな気がしてくる。

と妄想だけは勝手に膨らむけれど
たぶんタイトル負けする気配は濃厚である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?