見出し画像

085.映画とその周辺/字幕で見る「インタビューウィズバンパイア」

BS11でやっている「名探偵ポアロ」が吹き替えではなく字幕なんです。それをおとなしく見ていると、たまに字幕で省略されてることや意訳されてるのがわかる時があって、「おお!英語の勉強の成果が出ているのかも!?」とうれしい感じ。それでさらに英語の勉強になるかもと、NHK BS「プレミアムシネマ」の字幕映画を見ることにした。録画せな、予約や、予約や。昨日に「インタビューウィズバンパイア」が録れてました。

1994年のアメリカ映画で、公開時話題になっていたのはかすかに覚えていますが、30年後に初見でした。バンパイアだからか、ブラッド・ピットが小声でボソボソ喋ってて、何言ってるのか全然わからなかった。…ネイティブだとあれで何言うてんのか分かるのかしら。ポワロやヘイスティングスみたいに大声でハキハキ喋ってくれないんですよね。

ブラピが主人公で、インタビューを受けるバンパイアのルイ役。ルイをバンパイアにした先輩吸血鬼のレスタトがトム・クルーズ。ミス・キャストな気がする。もっとロシアっぽい俳優さんが良かった。こんな少女漫画のような設定だったら、見た目優先で選べば良かったのに。そしたら30年後も愛される映画になるのにな、などと思ってしまった。

「ゴッドファーザーpart 3」が公開された時、ウィノナ・ライダーがするハズだった役をソフィア・コッポラがやって、ウィノナが好きだった私はガッカリしながら見たのだけど、それからウン十年後に見たら、箱入りのイタリアのおぼこ娘の雰囲気がソフィア・コッポラにぴったりで、映画館で見た時より、しっくりきたのであった。
また市川崑監督の「犬神家の一族」に出てた角川春樹さんの棒読み演技、以前はイラっときたけど、今は、あ〜コレコレと微笑ましく思える。
このように、公開時は不評であったことも、時を経て良くなることもあるのですな。

だけどこの映画の場合は、ブラピとトムの人気がピークを過ぎた今見ると、この二人がなんか変。せっかくお金をかけて撮影したのにもったいない。他の俳優さんは良かったのにね。ブラピとトムは日本でも大人気で、私も年代的には合ってるのだけど、全然ハマらなかったのもあるかも。どちらかというと「シザーハンズ」のジョニー・デップ派でした。
とにかく人を呼べる俳優さんでないと、という出資者の気持ちはよく分かるし、公開時に話題にならなければ、30年後にBSでタダでみたオバハンに褒められてもうれしくないかもね。でもでも年を経ても面白さが色褪せなければ、何度も話題になって、TV放映やレンタル、ソフト購入に繋がって、末長く利益を生みますやんね(どんな仕組みになっているのかは知らないけど)。

ルイは吸血鬼になっても慈悲の心が消えず、人間相手に「吸血」するのに抵抗感があり、レスタトに反抗したりして、ヒステリーを起こしてモノをメチャクチャに破壊して火をつけたり、モノへの慈悲の心も持って欲しいなぁ。

少女吸血鬼のクローディアが可愛くて、いつも人形を持っているの、毎年誕生日にレスタトからのプレゼントされていたようで、新しい人形をプレゼントされると「またドール?」と言ったように聞こえましたw 字幕は「また人形?」でした。
見終わった後、映画の紹介サイトを見てたら、クローディア役の女の子、ソフィア・コッポラ監督の「マリーアントワネット」の主役だったキルスティン・ダンストなんですね!全く気付かなかった。池田理代子さんの漫画に慣れているので、マリーアントワネットにしては地味な顔だな、と思いながら映画館で見てました。子役から活躍してたんですね。

ラクして英語の勉強はなかなか難しいようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?