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読書メモ〜イシューからはじめよ・序章〜

1. プロフェッショナルの仕事

・ビジネスパーソン、プロフェッショナルの仕事は生み出した「価値の高さ」に対して対価を支払われる。差し出した「労働時間」に対して対価が支払われる「労働者」とは異なる。

・どれだけがんばったか、時間をかけたかは価値には関係ない。

2. イシュー度の理解と選別

・価値の高い仕事(バリューのある仕事)とはイシュー度が高い課題に対し、質が高い解を出している仕事

・イシュー度が高い問題とは「本質的で、答えの出ていない、今答えを出すべき問題」。そういう問題は世の中で問題とされているもののうち2、3%しかない。

・解を出す問題をイシュー度の高い問題に厳選する事で解を出す時間を生み出せる。

3. バリューのある仕事ができるようになるには

・イシュー度の高い問題に解を出すのは難しい。しかし、解を磨き上げる事で、バリューのある仕事ができるようになっていく。
・イシュー度の低い「解が出しやすい仕事」をたくさんこなしてもバリューのある仕事ができるようになることはない。

4. 一次情報を死守せよ

・「一次情報を死守せよ」表面的な論理的思考だけをなぞっていては本質的な答えにたどりつかない。

・一次情報に触れた時にどれだけのことを認知できるかは、その人がそれまでに認知したことの積み重ねにかかっている。問題解決には一次情報から組織の力学など、複雑な状況を読み取る素養がまず必要になる。

5. 感想

 これまでも「これをやっても成果には繋がらないからここに注力する必要はない」といった事はよく考えてきた。しかし、今解決すべき課題は課題とされていることのうち2,3%とまで少ないのなら、自分が意味のある課題だと思っていることもまだまだイシュー度が低いのだろう。

 簡単に解決できる課題ばかりこなして本質的な課題を解決しなければ単に仕事をしているふりに近い。イシュー度の高い課題を解決できれば簡単な課題の発生そのものを防いだりできるはず。そういう仕事ができる人間になりたいと思う。

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