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20211210 伊勢

他律労働を終えたので有休をとったよ〜

鳥羽

鳥羽水族館に行くことにしました。空いていそうな平日を狙った次第

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遠足中高生で満員でした。こういう学校イベントあったよね…博物館とか…目の前の展示物をじっくり見たい気持ちと、構わず進んでく仲間グループからはぐれたくない気持ちの狭間でけっこう苦手だった記憶がある。

展示の形態は規模の割に素朴ですが、細かい作り込みがいい。アマゾン流域水槽を膝下くらいの位置に設置してて、熱帯水系を水面上から見られるのはいい。水鳥のようなきぶんで覗き込む、反射する水面の中に一瞬ネオンテトラの青色がひらめく。

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海獣の飼育実績で世界的に有名な水族館だけど、伊勢湾熊野灘の魚や近郊淡水魚の展示も分厚い。展示形態は古びているところもあるものの、丁寧な研究飼育展示の技量はまず展示物である彼ら魚たちがつやつや健康に泳ぎ回っていることからわかる。

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こういう展示が大切です。人が少なくて良い、地味だからね…。

こういう展示がひっそりスペースをとっているのもいいよねえ、SNS映えとかぜんぜん超えたとこでやっている(結局ツイッターに投稿しましたが…)

アシカショーを見ました。良かったな〜。昔は海獣たちがことさらに芸をやらされてるようにみえてかなり苦手だったのだけど、今はもっと複眼で見られるようになっている。
餌目当てでやっているというのは多分一面に過ぎなくて、成功したときはやっぱり彼ら彼女らもなにかしらの嬉しさを感じているのではないかな(目標を意図どおり達成するときプラスの気分が生まれないはずはないので)。わたしだってお金のために労働してるけどそれはそれとしてお仕事上手く行くと無邪気に嬉しくなっちゃうもんな。

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そして飼育員さんの嬉しそうな笑顔も良かった。アシカたちの失敗を何度もみてきただろうからなあ。

アシカに芸を教えることの難しさを想像した。
人間相手に教えるときには、ほらこんなタイミングで!とか、こういうふうな力加減で!とか、実演したとおりに!とか教えかたの想像はつきます。しかしこのように、視力も皮膚感覚も筋肉の付き方も違う、そもそも言葉も通じない相手と、それでもどうにか意図を疎通しながらひとつの技を習得させることって、とてつもない仕事だなと尊敬する。

芸が成功する、飼育員さんが演技でない笑顔を出す、アシカも餌を食べながらきっと嬉しがっている、客も驚き喜ぶ、なのでわたしも喜ぶ。こういう曖昧な多対多のコミュニケーションは実際のところあるのですよね。

ぺたぺた芸をやっててかわいかったね〜と、地下に潜ると、しかし泳ぎぶりは別の生き物のようだ。ガラスが翳るほど大きい。

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他のケモノ類もおしなべて人気です。

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あやうく買いかけた。でかいぬいぐるみを担いで帰る異常成人になるところだった。

水族館を出て駅へ。夫婦旅行向けのオーディナリーな真珠売店が多い、このあたりは宮崎とかの雰囲気とも通じる。海がきれい。


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「『イルカ島』『むらさきかがみ』って言葉を二十歳までに忘れないと死ぬ」って都市伝説がありましたよね。今思い出した。余裕で忘れてたので健在

穏やかな海岸、高台への避難案内看板がいたるところにあるのはぴりりとする。どうかまた来たいね。

丸彦酒造・湯の山温泉

四日市に戻り、急いで近鉄湯の山線に乗り換えて、伊勢川島駅で下車。ゆったり暮れ始めている。碁盤の目の団地から古い蛇道に入り、丸彦酒造に到着。

穂波ともう一点何にしようかな〜と迷っておすすめを訊いて購入。


担いで湯の山温泉駅まで乗る。

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温泉良かったね〜〜静かに静かに浸かっていられる。高速道路の音が遠く聞こえる。例の本をちょうどこの電車旅中に読み終えたのもあり、思考がぐるぐる回る。芯から回復しました。コンディショナーの香りがお茶のようですとても良かったので購入。

戦利品

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