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20210925 県境とか松茸

朝。掃除を済ませる。

旅行

この切符を使いたかったのです。今月末で発売終了。…出かけます。

特に何を見に行きたいわけではないものの、(ほぼ)愛知県内の地理を極めたいのがモチベです。あまり見物目的で行かない方が予想外に面白い景色に気づけるところもあるし。可児・御嵩は岐阜県だけども。

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道中はこれを聴きました。

借りていたCDのうちのひとつ。
出発前に返却するつもりだったけど忘れていたところ、ならばこのまま歌詞カードを読書しようと思いつきました。

これはいいですね~。日頃アルバムを聴きとおす時間も集中力もないけれど、鈍行旅行中だと車窓に目をやりつつ、ずっと耳に意識を向け続けられる。いつもは文庫本を数冊セレクトして旅にでるものの、結局車窓が魅力的で、読書が細切れになってしまうんですよね。

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歌詞カードを黙読する時間がとても大切だ。アルバムに集める曲とその順番に払われた気配りが静かに伝わってくる。どのようなストーリーを浮き上がらせようとしているのか、アルバムの作品性みたいなところをすこし咀嚼できた気がする。
たとえば、「NO FEAR/あいすること」→「39 minutes night flight」 、こうやって沈思から浮き上がって、そして「プラチナ」で高く舞う。あまりにも。車内で目頭を抑えてしまいました。

Spotifyでも歌詞が出るけれど、紙のページは格別だなとあらためて気づいた。ある歌詞を印刷するにあたって、どのように文字を配置してみようか、どのような写真を添えてみようか、これって詩集だな。
配信で聴けてもレンタルで聴けても、これは物理盤を買っておきたいな〜と思った。うちの本棚には詩集が少ないし。

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旅先。名鉄広見線、御嵩・明智、どちらも宿場町でした。少し汗ばむくらいの風が吹く。

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稲刈りがすすんでいて秋を感じた。飯屋には寄らず、明智光秀の居城に行こうかと思っていたけどもさすがに昼飯抜きの登山は断念しました。

買い物

名古屋駅で下車。アクアイグニスの名鉄デパ地下店でクッキーやパンを買いました。今月末までとのことで、クッキーのほかに、平日用の食パン、添えるあんずダージリンジャムをいただいた。それからツタヤで使いたいCDを借り、コーヒー豆を仕入れて帰宅。

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クッキー、誰に配る予定もないけど、ひとりで平らげてしまおうとわくわくしている。通販もあるようですね。

松茸

あと近所のスーパーで野菜だけ補充しようと思っていたけど、

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松茸を買ってしまいました・・・。

「はいはい、年に一度の特売だよ、国内産も輸入品も赤字で売っちゃう、ふつうに買ったら2・3倍、来年やるかわからんからね、みんな病気して死ぬかもしれんで、今年食べときましょうね」
元気にスーパーの拡声器を使っていた店員さんが、この最後の数文はふと寂しげな声色になった。

本当にそうなのかもしれんよね。実際なりかけたし。おのれを顧みると、来年まで我慢しよう、ということが、どんどんできなくなってきてしまっている反省があり、しかも反省するだけで、こうやって結局松茸を買うようなことばかりやっているんだな。比喩です。

(連想)

今回使ったきっぷの特典には食事券やお土産券がついていた。結果的にひとつも使わなかったにしても、飯屋がシャッターを閉めていなかったら、きっと舌鼓を打っていただろう。観光地側に「いまは客をいれることはできません」と意思表示させることを強いているのだなと思った。遠出をしよう、ふらりと出かけよう、一人だし喋らないし、とライトに出かけるわたしに対し、観光地の側はリスクと利益をシビアに天秤にかけて、そして店の方針を決め、掲示をしなければならない立場にある、そういう不均衡な状況にあることを、やっぱり自分はこういう状況に出会わないと気付けないんだな。
この切符を宣伝する「ようこそ食べ歩きへ」という幟がはためく街路、その街路で戸を閉ざす商店街、この光景が目にやきついた。爽やかな秋空よりも。

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行動基準が揺らいで、いまやりたいことばかり流れてしまっているなという感触、でもある程度正当化させてはくれないかという思い、いろいろな力場で不安定に転がっている。。こう反省ぶった文章をつづって、さて来週、どういう行動を取るかはまたリセットされてわからない。

さて……松茸どうしような。松茸に罪はない。炊き込みご飯の作り方を検索しています。オーブンで焼くのもいいな。ふふふ…








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