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僕はボク、のペースで。

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立ち止まって。いろいろ考えて。 それでも、それが僕のペースだから。
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#お店

「疲弊せずに続けられる小さな飲食店」をめざして

旦那が3代目を務める小さな飲食店の女将になって、丸6年が経った。 はじめた当時の経営状況といったらもう最悪で。忙しいはずのディナータイムなのにやることといえば掃除ばかり。家賃は遅れ、時給制だった私の給料は2ヶ月待ったこともある。 ただ、この状況がかえって私にやる気を出させてくれたのも事実。「変えてやろう。必ず忙しい店にしてやろうじゃないか」と決意を固めることができた。 そうと決めたら一直線。メニュー構成の変更や禁煙席の設置、SNSの活用などをはじめ、テレビの音量や食器を

「文章が苦手」派のお店に試してみてほしいnote活用法

「お店の発信にぜひnoteを活用してほしい!」 と話すと必ずと言っていいほど相談されるのが 「文章を書くのが苦手なんです…」 という悩み。 noteは文章のイメージが強いのか、文章を書き慣れていないことによって一歩が踏み出せない人も多いように感じています。 しかしnoteは「書く」だけでなく「まとめる」にも適したプラットフォームで、noteにまとめることによって他のSNSとの相乗効果も見込むことができます。 なかなか検索にひっかかりづらいSNSの投稿も、noteにま

【女将のエッセイ】自分のお店に100%満足できてる人なんていないことを知った話

なにごとにも理想が高く、完璧でなければ気が済まないタイプの人っていますよね。 実は私はどちらかというとそちらのタイプで、趣味は形から、掃除もやるとなったらトコトン。しっかり準備をして、目標を立てた上で順番に取り組みたい。 この傾向がいちばん顕著なのは、やっぱり飲食店経営という今の仕事ですね。 しかしながら、ときに理想ばかりが先行し「商売たるものこうあらねば!」という義務感みたいなものを感じやすいところは前々からありました。少々、理想が強すぎるのかもしれません。 そんな

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お店がnoteをはじめるときに知っておいてほしいこと

noteのshoppingカテゴリプロデューサーとして、お店やブランドがnoteを書く上でどんなことを気をつけたらいい?というご質問をいただくことが増えてきました。 お店といっても1人で小さくやっている方から全国にいくつも支店をもつ大企業まで、規模や業態も様々です。 しかしなにかしらの『モノ』に関わっていること、そしてそれを伝えた上で納得して購入してほしいという思いは共通しているはず。 そこで今回はお店やブランドがnoteを使いこなすために、知っておいてほしいことをまとめ

「テイクアウト」以外の価値の作り方

緊急事態宣言や東京都の休業補償制度の発表もあってか、通常営業からテイクアウトに切り替えて運営する飲食店が増えてきました。 しかしすでに多くの飲食関係者が語っている通り、テイクアウトだけで店舗を維持していくのは至難の技。 特にもともとの客単価が高い飲食店ほど通常メニューの価格とテイクアウト価格のギャップが大きいため、損失を埋めるには程遠いというところも多いのではないかと思います。 また、席間をとったり1日1組にして営業を続ける手法をとっているところもあるようですが、これも通