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わたしはナニモノか?

今回の記事はオンライン実施のハッカソンを通じて感じた、学んだ、振り返った記事です。

■自分はナニモノなんだろう?

私は誰かと共同で仕事を進めるときは、
その組織・プロジェクトにおける自身の『役割』を意識します。
経験上、そのほうが物事がうまく進むので。

仕事だったらいいのですが、
もう少し砕けた場だとなぜかそれがうまくいかないことが私の悩みです。

「わたしってナニモノなんだろうか?」
「何ができるヒトなんだろうか?」

今回、オンラインハッカソンに参加して改めて感じたのはこの感情でした。「自分の役割」を見出すのに苦労しました。

なぜだろう・・・

■役割って?

終わってみて、大事なことに気付きました。

「スキル」「熱意」が無いと「役割」って割り振れないな、と。

一般化するとこんなことなんだろうな、と気付きました。

・「スキル」か「熱意」の片方があれば、新しいことが始められる。初対面でも語り合って共同作業ができる。
・「スキル」も「熱意」も両方あれば(ひとりが両方持っていな行くてもいい)大きなことが成し遂げられる。

仕事はある程度期待されたスキルを持つ集団の中でやっているから、
熱意はなくても役割として成立できて甘えていたのかな。

同じような思考の集団組織に依存するって楽だけど発展性がないです。
これが私の悩みの原因だと気付きました。


さて、ではハッカソンの内容に続きます。

■オンラインでの距離

今回のハッカソンテーマは「ソーシャルディスタンスを楽しもう」でした。

そして、私たちが取り組んだテーマは
「オンライン世界の距離によって音の大小が変わる」
というコンセプトです。
オンラインでも、オフライン(リアル)に似た繊細な体験の実現を目指します。

これに関して、
実はちょうど前日に同僚とランチに行き、透明の「ついたて」によって

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2人の声が遮られ『(近いのに)今までより心の距離がだいぶ遠いもどかしさ』という、ソーシャルディスタンス時代ならではの「距離・障害物と音」に関するオフライン体験がきっかけでこのコンセプトに共感しました。


■アイデアの発散

今回チームに技術に強い人がいたため、消去法的に私は企画側の役割になりました。(あくまで消去法で、ネガティブな選択です。)

まず最初に出てきた企画面の課題として、
純粋にオンライン上の擬似距離によって音の大小が変わるだけでは、
「すでに存在するスパーシャルチャット https://spatial.chat/ と変わらない
ということでした。

そこで、もう1人の企画の役割の人とアイデアを膨らませて、

「新しいオンライン街コン」というコンセプトまで膨らませました。

機能の概要としては下記です。

- Google Map(ストリートビュー)上で移動して
- 地図上なので移動費をかけずに遠方の異性と出会い
- 近づいたらおしゃべりができて
- 気が合ったら一緒にGoogle Map上でお散歩にも行ける。
- さらに男性の見栄の張りどころ「奢る」機能もつけて
- 一緒に食事をするという共通の体験もリアルで実現できる。

※ちなみにうまく待ち伏せをすれば、、、
「遅刻しそうで、食パン加えて、曲がり角で...」なんてアニメな出会いも再現可能!

といったように、
実際に完成したら結構面白そうなコンセプトまで仕上がりました。

「距離と音」「オンライン街コン」までアイデア発散したことは非常によかったです。

あばたー


■チームとしての役割

ただし残念ながら時間内にプロダクトの完成はできませんでした
いろんな人に使ってもらって感想を聞きたかった...。

一部の人に任せすぎて、何もできない自分に非常に歯がゆい気持ちでした。

私にもっと「スキル」があったら...
私がもっと「熱意」を持っていたら...

毎回、悔しい気持ちを抱くことが多いのですが、
今回は不足してるのが「スキル」「熱量」であると言語化できました。

前向きに捉えるとこれは成長でした。

おごり


■中途半端はダメ

上述のように今回は他の人のアイデアに便乗させていただいたのですが、
実は前日「ソーシャルディスタンス」に関して調査を行い、課題も知り、それに対するアイデアもいくつか考えていました。
でも、当日それでいかなかったのは下記が障害となりました。

・中途半端で「熱量」があるアイデアではなかったため。
・1人では「技術的」に不安であったため。


■最低限、スキルか熱量があるヒトであれ

今回の経験を通して、
「わたしはナニモノであるか?」
この問いに対して「スキル」「熱量」で回答を持つ重要性を学びました。

今回残念ながら「作品に対するアウトカム」は得られなかったですが、
「やり切ったアウトカム」としてそんなことを得ることができました。

あなたはナニモノですか?
知らない集団の中に入った時、あたたは何と自己紹介しますか?
そこではどんな役割を担えそうですか?

知ってる・似てる世界だけに依存しちゃダメだな、チャレンジしなきゃ。

そう思った体験でした。


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