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Change the my carlife 6 AUDI編~愛車を探す試乗記

ガリバーが街を走っているクルマを持ち上げるとすると、4つのタイヤが全部駆動しているクルマはスバルとアウディだと言われていた。フルタイム4WDなら他にもたくさん…と、みなさんは言うかも知れない。でも、その多くは通常FFとして走り、車輪が滑った時だけ後輪にも駆動力がかかるというなんちゃってフルタイム4WDなのである。スバルは乗用4WDのパイオニアで、アウディはフルタイム4WDのパイオニアなのだ。そう、思っていた。今回試乗して知ったのはアウディも今や常時4輪が駆動するモデルは上級モデルで通常のクアトロは2駆ということだった。


アウディはFFながらエンジン縦置きだったり、5気筒エンジンを搭載していたりとエンジニアリングに一家言あるメーカーで興味があったので、今のレガシィを購入する際、唯一比較したのはアウディA4だった。しかし、当時の予算ではクアトロは買えず、1.8T。その時は4WDに乗りたいこともありスバルを選ぶことにした。それくらい好きだったアウディが、フォルクスワーゲングループの高級車部門を担当するようになり、A3はゴルフ、A1はpoloがベースになっている事を知るにつけ、次第に気持ちが離れて行き興味を無くしたのは自然の流れ。クアトロがAll wheel driveではなく横置きということなら遠からずそうなっていたと思う。


ボルボに乗って自分はFFのドライブフィールが嫌いだと痛いほどわかったので、今回FFにはもう乗らず最初からクアトロに乗るべく試乗に向かう。


■TT
今回、運よくTTを試乗することに。乗り込んで最初に気付いたのはBピラーが無いこと。つまり、通常CピラーがBピラー。独特のクーペスタイルはこのあたりから来るものだとは。それでも剛性を確保するためかサイドの外板は相当に厚みがあった。さて、TTを一言で言えばテンションが上がるクルマ。エンジンの抜けはもちろん、乗り心地、ハンドリングそれらがスポーツカー然としていて、乗り手を高揚させるものがある。一方で、アウディという高級車でもあることはジェントルなムードがあるということ。スポーツカーと高級車を両立させている。


■A4 アバント クアトロ
通常2輪駆動で、アクセルを踏んだり状況に応じて4駆になるという横置きエンジンのクアトロ。つまり、日常の運転ならおそらくFFと変わらない動きになるはずで、今回もほぼFFだったと思う。思うのだけれど、FFらしさが消されている。確かに探ればああFFっぽい部分あるなと探せるけど、言われなければ気付かないほどFF感が消えていた。優秀なFFがFRに負けないというクルマはアウディだ。それはそうで、価格も相当高価。高級車と謳う以上、ベンツやBMWに値段でも負けるわけにはいかない。


クルマの完成度はどうか?ボルボとは比較にならないくらい、良いクルマだが、ベンツにはまだ相当離されていると感じる。エンジン、走り、ブレーキなどクルマをよく理解したクルマではあるものの、ベンツとは明らかな差を感じられた。それは、走りだけではなく、クルマの持つ雰囲気や操作感などから感じられ、クルマのフィードバックはベンツの方が多い。


A4はこの秋マイナーチェンジが入るということで、現行車はあまり選択の余地がないとのこと。僕のケースも新車待ちで見積もりをという事となった。


■試乗したクルマの販売価格ランキング(値引き前価格)
843万 アウディ A4 アバント クアトロスポーツ
700万 メルセデスベンツ C200
684万 ボルボ V60
668万 メルセデスベンツ C180
514万 スバル レボーグ2.0STI
463万 スバル アウトバック2.5L


■しま3乗りたいクルマランキング
メルセデス C200
メルセデス C180
スバル レボーグ
スバル アウトバック
アウディ A4 アバント
ボルボ V60
次回、BMWを乗ろうです。

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