旅のきろく-in愛知②-
夢のような時間を過ごした小牧の夜。
…のきろくを書いてから随分日が空いてしまいました😓
時を8月末に戻して、愛知の旅を振り返りたいと思います。
1日目の旅のきろくはこちら。
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たくさん歩いたこともあり、しっかり熟睡した翌朝は目覚めぱっちり。
さてさて、今日も行きますかと、駅にゆく前に。
なんと前日にお会いしたかつおさんがホテルにお土産を届けてくださいました。しかもご家族もご一緒に!
いつも画面越しに見守ってきた息子さんたち。
かつおさんそっくりのかわいい子達で、目尻が下がりっぱなしでした。
これからプールに行くかつお家とお別れし、私たちはまた名鉄でガタンゴトン。向かったのは2日目の目的地、大曽根です。
駅で待ち合わせをしていたのは、10年来のお付き合いがある、うさ友・牧野礼さん。
学生の頃からのお付き合いで、うさぎ以外にも「日本古代史好き」という共通点もあり、いつも楽しくお話しさせていただいております。
そんな彼女と一緒に訪れたのは、大曽根の名所・徳川美術館と徳川園。
まずは美術館から。
尾張徳川家に代々受け継がれてきた名品たちがずらりと並ぶ館内は、静寂ながらも観覧する人々の静かな熱気に包まれていました。
特に目を引くのは、数々の名刀たち。近年の「刀剣乱舞」ブームでも注目を集めていますが、日本刀にはあまり詳しくない私でも、徳川美術館の収蔵数の多さと質の良さ、保存状態の良さに驚かされました。
徳川美術館では「そのままの刀の姿」を大事にするため、収蔵後にあらためて磨き直すことはせず、江戸時代の研ぎのままだそう。そのことがきちんとキャプションで説明されていました。確かに刀を見ると少々刃紋が不鮮明な箇所もあり、綺麗に磨く余地があるように感じます。でもそこがまた趣があっていい。
展示するにあたり、何をよしとするか。
見栄えを重視すれば、この刀をピアピカに磨き上げることもできるはず。でもそうはしない。そうしないことで、私たちはこの宝物の当時のままの姿を見ることができ、そこから当時の人々の息遣いも感じることができる。
徳川美術館の宝物としてたどり着くまでに、もしかしたら何かの過程を経ているかもしれない。でも展示するという目的のための手は加わっていない状態で、目の前にある。
「そのままの姿を」大事に受け継いでいる学芸員さんたち。
その思いをそのまま感じられる展示だったことを、嬉しく思いました。そしてこの名刀たちにこの地で出会えたこと、なんだか時代を超えて旅をしてきたような非現実感をあじわわせてくれました。
豪華な名品に圧倒されたら、昼休憩を挟み、庭園へ。
ここからは写真多めでお届けします。
そんなこんなでゆっくり庭園をまわったら、あっという間に日がななめに。
もう帰らないと、後ろ髪を引かれながらも庭園を後にしました。
一泊二日の愛知旅。
小牧の地で戦国の風を感じ、ようやっと巡り合ったご縁に杯を交わして。大曽根の地で長きに渡って名を馳せた名家の宝に触れて、今日までつながってきた人々の生命のパワーを感じました。うん、いい旅だったなぁ。
そして最後に一つ。
旅をして、その土地の神社で神様にご挨拶ができた時、必ず願うことがあります。
「またこの地にご縁がありますように」
またいつかこの時訪れた場所に来られたらいいな。
そんな思いを込めて、旅のきろくの〆とします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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