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ひとます雑貨家さん〜大事にしたいもの〜

じめじめ。むむむ。
暑さがまとわりつく季節となりましたね。

ご無沙汰しております。
ひとます雑貨家オーナーの志麻です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

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「ひとます雑貨家さん」とは?
志麻がおうちの一角を使って表現する、架空の雑貨屋さんのこと。
大好きな雑貨たちを並べ、自分の「好き」を詰め込んでいます。「雑貨家」と表記するのは、とあるお客さんからの提案で、「みんなの集う家」になるようにと、願いを込めたため。その名の通り、店を開くと集まったお客さんに飲み物を振る舞いながら、大好きな雑貨の物語について、オーナー(志麻)が語ります。

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先月、お引っ越しをしまして。

今度はどんな話をしようかな〜
なんて考えていたら少しバタバタ期に入ってしまって、あっという間にひと月以上経ってしまいました。

まだお店の中は片付いていないですが、よかったらちょっとお話ししていきませんか?

先日いろんなフレーバーのアイスティーが届いたので、お好きなものをお選びください。一緒に飲みながらお話ししましょう。


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さて、今日はですね。
「うつわ」の話をしたいなと思っているんです。

実はちょっと前から可愛いうつわを見つけるのにハマっていまして。

ころんとした小鹿田焼のマグカップ
深い青のやちむんのお茶碗
(沖縄の焼き物をやちむんと言うそう)

手に持った時の重みと丸み。
ざらざら、つるつるした手触り。

一つ一つちょっとずつ違って個性があって。
思わずそっと抱きしめたくなるようなその存在感。

なんだか自然と「大事にしたいな」って気持ちが芽生えてくるんです。

ご飯を食べる時なんて、特に不思議なんですよ。
今までご飯をどのくらい食べるかしか考えたことがなかったのに、「このうつわに似合うように盛りつけたい」と思うようになっちゃって。

”お茶碗に似合うご飯の量=自分の食べる量”
に変わったんです。

こんな風に気持ちが変化するなんて、とても驚きました。

「大事にしたい」
そう思う理由は、決して安価なものではないからという気持ちもあると思います。でもそれだけではないと思うんです。

「どうせ壊れてしまうから」
「すぐに捨ててしまうから」

値段に関係なく、こう思って使っていたら。
きっとすぐに縁は切れてしまうでしょう。

目があって、手に取ったら離したくなくなって、眺めるうちにどんどん好きになって。

そんな「大事にしたい」と思うものに出会うこと。
使うほどに愛着が湧いてきて「もっと大事にしたい」と思うこと。

この経験がいかに自分の心を豊かにしてくれるか。
そんなことをうつわと暮らすことで少し教わったような気がします。

人もモノも、やはりご縁。
「大事にしたい」と思う気持ちが繋いでくれるものだなと思います。

ひとます雑貨家さんもそう。
「ここが好き、この空間を大事にしたい」
私がそう思うほどに、この空間は好きであふれて。
同じように感じてくださる方がいれば、もっと愛で包まれる。

ひとます雑貨家さんの夢は、
「みんなが集う家になるように」ということ。

この夢が叶うように、もっとみなさんの思いを向けてもらえる「大事にしたい」場所になれたらなと思います。


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あら、また私ばっかりお話ししちゃいましたね。

本当は最近迎えした新しいうつわのお話もしたかったけれど、それはまた今度にしましょう。

またぜひ遊びにきてくださいね。
それでは、おやすみなさい。

【CLOSED】



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