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感覚拡張で新しい味?!?!
こんにちは。しーまです。今日は、気になっているカトラリーについて2つ紹介したいと思います。(どちらも結構前に開発されているみたいです)
1つ目は「ableware as Sensorial Stimuli」 JINHYUN JEONさんがデザインした、五感を刺激する食器です。面白い紹介記事で知りました。
http://jjhyun.com/?portfolio=tableware-as-sensorial-stimuli-2から画像引用
温度、色、感触・質感、容積・重量、形にこだわることにより五感を刺激して、食べ物がよりおいしくなり、さらに通常とは異なる感覚を生じさせる「共感覚( (Synesthesia)」を生みだすのだとか。
共感覚って何でしょう?
ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。(Wikipedia引用)
具体例としては、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりするらしいです。赤ちゃんのときは視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚等の異なる種類の感覚が未分化な知覚を生み出しているため共感覚を持っているようですが、その後、成長して、感覚の発達にともなう脳の結合の変化によって、普通は共感覚は失われていってしまみたいです。しかし、最近の研究では、23人に1人が共感覚を持っているという説もあるとのこと!23分の1って想像以上に高確率ですよね。もしかしたら、”それが普通”として捉えていた感覚も、ほかの人とは全然違うことに気づいていないだけで、共感覚だったなんてこともあるかもしれません。
話はそれましたが、カトラリーによって生み出される共感覚体験。食事がより楽しくなりそうです。
2つ目は中村裕美さんが開発されたエレクトリックフォークです。エレクトリックフォークで電気を流すと、サンショウなどのスパイス感や、炭酸に似たピリピリが加わります。
エレクトリックフォークを使えば少量の塩分でも味覚的に満足することができ、高血圧の方々の塩分取りすぎ対策にもなるらしいです。健康にも◎!
動画の中で中村さんがおっしゃっていましたが、電気味覚の歴史は250年前までさかのぼります。電池を発明したボルタさんは、電気が味覚に影響を与えることに気付いていました。ボルタさんは2枚の異種類金属プレートを舌にはさみ「何か味がする」と感じたことがきっかけに、電池を発明したらしいです…!!
「料理で味付けするのではなく、人間の感覚によって味を変化させる」
食べ物本来が持っている味と人間の感覚が電気刺激によって掛け合わされることで、新たに生まれる味(味に近いもの)。とても面白いですね!!!
今回紹介した2種類のカトラリー。ヒトの感覚を拡張させることによって、その先、どんな世界が広がっているのか??とても気になります。
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