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フードサービス|週刊業界ニュース2022.11.29

身近な外食ビジネスや社会インフラの役目を担う給食など食の領域にまつわるニュースを週ごとに配信しています!業界研究や新しい視点にお役立てくださいませ。
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❚ 給食の食べ残し激減、おいしい給食「担当課」を設置した足立区…天然だし使い薄味も徹底

東京都足立区が給食の食べ残しを削減する取り組みで成果を上げている。区立小中学校での食べ残しは、10年余り前と比べ、約3分の1にまで減った。近藤弥生区長は「給食は健康面でも精神面でも成長に必要なものなので、食べる量が増えていることはありがたい」と手応えを感じている。
(中略)
コンビニ大手のセブン—イレブンでは、11月上旬から、人気給食メニュー「えびクリームライス」や、小松菜とツナを組み合わせた「こまツナサラダ」を区内外の店舗で販売している。
11月中旬には、区内のショッピングモールで、「おいしい給食フェア」を開催。区内の学校に小松菜を提供している生産者らが栽培方法を説明したほか、給食の献立写真をパネル展示して魅力を広めた。

読売新聞

❚「食と孤独」の原点は小学校の給食。偏食だった私は「舌の発見」でグリンピースが食べられるようになった

私は「食と孤独」というシークエンスに引き込まれるのかもしれない。思えば私の「社会的食風景」の原点は小学校の給食で、かなりの偏食だったから、掃除中も放課後もぽつんとひとり残って、給食と向き合っていた。ほこりっぽい掃除中に食事をさせられるのは嫌だな…と感じていたのを覚えている。
小学1年生の頃、グリーンピースがどうしても食べられず、あるとき担任の教員が(先生、とは呼びたくない)無理やり私の口に入れ、手で押さえつけて食べさせた。3粒だった。激怒したとき額に出るようなシワのよった見た目のグリーンピースが喉に通っていった感触が忘れられない。

ハフポスト日本版

❚ 無償化だけが目玉政策なんて「あり得ない」 知ってほしい給食の本質(※有料記事)

公立小中学校の給食を無償化する自治体が相次いでいます。物価が上昇する中で、歓迎の声が強いようです。しかし、学校給食に詳しい京都大学人文科学研究所の藤原辰史准教授(食の現代史)は、「無償化は進めるべきだ」としながらも、今の風潮には危機感があるといいます。
(中略)
無償化に反対する理由として「給食費を支払うことで当事者意識が芽ばえる」「無償化されるとみんなが無関心になって質が下がるのではないか」という意見も聞きます。
 確かに一理ありますが、税金そのものだって私たちが払っているのですから、給食費を支払うのと同じことですよね。だからその税金を使って、子どもたちにおいしい給食を食べさせてほしいと私は考えます。
 学校給食法を、子どもの貧困が深刻化した今の時代に沿った形にしていくべきです。

朝日新聞デジタル


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