決意の朝に

一

　本稿はただの決意表明である。
　これからは毎週月曜の午前中に、定期的に記事を投稿していく予定だ。そんな記事を水曜日に投稿する言行不一致については、一旦目をつぶっていただきたい。
　最近サボり気味であった自らに対しての喝であり、こうやって表明することによって退路を断つという作戦を企てたのだ。
　私は元来「自律」とは程遠く、隙あらば怠けたいと思う性分。
　今後月曜の午前中に投稿が確かめられなかった時は「いい加減怠けるんじゃねぇ」とケツを叩いていただきたい。

二

　Aqua Timezの『虹』が好きで、学生の頃よくカラオケで歌ったものだ。
　決意表明と銘打って本稿の構想を練っていた時、ふと『決意の朝に』というフレーズが頭に浮かんだ。
『決意の朝に』と言えば、Aqua Timezの代表曲である。
「あぁ、懐かしいなぁ」などと思いながら調べてみると、2018年にAqua Timezは解散していたらしい。全然知らなかった。
　年を取るということは、別れと出会いを繰り返すこと、あるいは別れと出会いを繰り返す者を傍観することなのかもしれない。

三

　太宰治『走れメロス』の冒頭、メロスは邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意する。
　メロスを私に置き換えるとすると、邪智暴虐は怠惰な心に置き換えられそうだ。
　セリヌンティウスの命を守るためのタイムリミットは三日目の日没だが、私が自ら定めた投稿の締め切りは一週間ある。甘えちゃいけない。
　繰り返しになるが、本稿はただの決意表明である。
「朝」を迎えるために、決まりごとを遂行し続ける所存だ。