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人は言葉でできている

緊急事態解除というけれど

緊急事態解除前から既に、
観光地近くである職場付近は、普段の春休みに近い人出でした💧
通勤電車も明らかな観光客が増えていて、解除後は更に、大きなスーツケースを引きずっているはた迷惑な人も増えました💧外国人も増えた印象。
夜間の人出を制限し、痛みを強いても、
昼間にこれだけ増えていたら意味がないのではと思いながら、道や電車は選べないので、人が少ない時間帯を探っています。
何故か、中高年の男の人にマスクをしていない人が増えていて、注意されると逆ギレする人達なのだろうかと思いながら、何とか避ける努力をする。
テレワークを指示された人々は、テレワークをするためにカフェやコワーキングスペースに出勤し、
マスコミは繁華街の若者を流し、
遊ぶこともできず、勉強を続けるためにアルバイトせざるを得ない若者の存在を埋もれさせ、
自己中心的に安全を脅かす大人たちをのさばらせていく。
子供達は世の中の矛盾に混乱し、いつしか強制的に慣れさせられて、どうにもならないことを考える苦痛から逃れるために、大人達と同様に考えることを放棄していく。
その苦痛こそが、大事なのだけれど。
その痛みに向き合って、考えなくてはいけないのだけれど。

総合的に考える力を必要とし、人間が生きることに必要不可欠な地学や生物の授業を無くしてしまって、プログラミングの授業や受験科目を増やすといった本末転倒な現実が増えている悲劇。
考える習慣を奪われた環境を口実にして、それに甘んじてきた人達を変えるのは結構大変💧
今の時期から受験体制に入った子達には、じっくり考えることを学んでもらえる余裕がまだ少しあるので、考えてもらって自分の言葉で説明してもらう時間を少しでもとっています。
それを頑張れる子と頑張れない子、頑張らない子がいて、頑張らない子の未来はちょっと暗い💦
大人でも、自分が「考えて」いないということがわかっていないから不機嫌になる人もいたりします💧
これは、障害がある無しには関係ありません。
わかっているけど説明できないなんてことを言う人達もいますが、それは分かっていないことと同値です。知識や知恵として使えないのだから。
人間は言葉の世界で生きています。
言葉で存在が決定づけられる。
その言葉を大事にしていないから迷子になる。
日本語をしっかり使えないから、英語がただの暗記物になってしまう。
だから、英語の授業で口語国文法を教えなきゃならないことが多々あって、プログラミングなんてものの前に、もっと国語の授業で、日本語の大事さも教えて欲しいなあと、痛切に思う今日この頃なのです。

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