『リルケ詩集;高安国世訳』〈岩波文庫〉⑤〈完〉【901字】
〈後期の詩〉より.
〈フランス語の詩〉より.by Rainer Maria Rilke,1875-1926.
圧倒的、圧倒的です。読んでいて、次へ、次へと、音が次の音を求め導かれていくような、凄まじいまでの読ませる力を持った詩です。一言で言い表すならば、“神聖”という表現が一番しっくりきます。読後のカタルシス半端なし。全篇、全言葉、全音が素晴らしい、完璧な言葉たちです────。
正直、語るに及ばずといった感じなので、以下いくつかの引用によって締めます。
【P-218