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【酒蔵復興】製造場や旧蔵改修の進捗状況

毎回同じようなことを言っている気がしますが、あっという間に時間が流れていきますね。
9月も中頃。たまに暑い日はありますが、ツクツクボウシの声とリンリンという虫の声が秋を感じさせます。

さて、皆さんこんにちは。
twitter等ではちょいちょいとUPしていますが(Instagramはさぼり気味)、だいぶあー変わったなと思える場所が増えてきたので、ここらでちょっと現状をまとめたいなと思います。

○製造場

外観はこんな状態。塗装があるので、全面足場が組まれ、外からは見えない状態になっています。

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ここは1階の事務所になる箇所。壁の基礎になるサッシが入っていて、天井も少しずつできてきました。一番部屋らしくなって進捗がわかる場所です。

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2階。こちらが製造現場になる予定。奥のサッシが入っている場所が仕込み部屋です。冷蔵庫ではなく、15度くらいの働きやすい室温になる予定。お酒自体はサーマルタンクで個別に温度管理を行います。

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と言っても、まだまだ床もむき出しだし、機械も何もない。本当に今年から始められるの?とよく言われます笑

ちなみに先日定点カメラ設置。果たしてどんな画が撮れるのか。。。!

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○外

電柱が建ちました。キュービクルも新設します。敷地内に別の電柱があったのですが、旧蔵の前にあって将来の景観的にあまり、、、なのでこちらは撤去する予定です。

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ここには排水のための沈殿用タンクが設置される予定。

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○旧蔵

一番映えるのでよく写真をUPする旧蔵笑
元々うちは大手蔵だったため、その本蔵は客観的に見ても、かなりの規模になります。こういった建物を残すことは間違いなく地域そして日本のためになると思い、(金銭的に無理して)残すために最低限の改修をしています(右の建物)。

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わかりにくいですが、壁は曳家さんにお願いしてまっすぐにしてもらいました。併せて、また傾かないように、そして耐震性向上のために筋交を入れています。

○建て起こし前

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○建て起こし後(建物が垂直になったけどシャッターが斜めに。。。)

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○入れた筋交

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筋交を固定しているところ。手前の柱は傾きを直したので基礎の石からずれてます(別途基礎を造る予定)。

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今回心の底から思ったのは職人さんすごい!ってこと。ウッドショックということもあり、まだ皮のついた木材をそのまま持ってきて、この蔵の中で加工していました。こういった技術を持っていることってやっぱり強味なんだろうなーと。

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後は雨漏りとかふさいでもらいました。ここは元々屋根が陥没していたところ。上から光が入るようにと上に小屋?みたいな形で作り直してもらいました。

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これも完全に穴が開いていた天井を直してもらっている最中の写真。梁を入れているところです。

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麹室も土壁が崩れ、断熱材のもみ殻が床に散らばっていましたがこれをふさいでもらいました。

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ほら、やっぱり映えポイントの多い旧蔵の写真が多くなる笑
こちらの建物は酒造りじゃなくて、”維持”のために資金投資をしています。
キャッシュアウトが怖いけど、この投資は将来の自社のため、地元亀崎のため、日本のためになると思っての行動です。

ただ、活かす前提はやっぱり美味しいお酒を造っていること。
いよいよ10月には一緒に働く蔵人さんもこっちにきます。
頑張らないと!!

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