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詩「無題」

コーヒーの湯気の人待ち
自らの影と戯れていたら
誰を待っていたのかも忘れたよ
ただ、ジグソーパズルの1ピースが見つかって
ことの全貌が見えてきたみたいに
全ての幻想と私の狂気が明るみになった

「新しい年も迎えるしさ、切り替えようよ」って
北風小僧が肩を叩く
私は本当は指先まで凍えて
もううずくまってしまいたい
狂気と正気の境界線で腹を空かせて
誰を探していたのかもよくわからない

背中ばかりが冷えていく

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