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道辺日記

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みちのべにっき。2024年5月15日から書かれた、無職女(25)の取り留めのない日記。
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道辺日記(2024年6月13日)

道辺日記(2024年6月13日)

5時半起床。ここ数日早起きができている。食後はコーヒーを飲みながら夫とお喋りをする。
よく私は、とあるアーティストの好きな1曲を延々と家で流してしまうのだが、それでも構わないのか、と私は夫に尋ねた。私が夫の立場であれば、それは耐え難いことだからである。私は他人の趣味に興味を持つことが少ないし、生活環境の居心地にこだわりがあるので、興味のない音楽を延々流されることは、おそらく私にとっては苦痛だと思う

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道辺日記(2024年6月12日)

道辺日記(2024年6月12日)

5時半起床。バゲットを焼き、結婚祝いでいただいたレバーパテと生ハムをそれに乗せて食べる。ついでにお弁当も作った。早起きができたので、のんびり夫とお喋りもできたし、楽しい朝となった。
ちょっと前に流行ったMBTI診断の話をする。ちなみに私はINTJ-T(建築家)である。結果が出たときは本当か?と疑ったが、ほぼ特徴が当てはまった。INTJあるあるを検索しては夫と盛り上がった。まあ性格なんて環境で変わる

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道辺日記(2024年6月11日)

道辺日記(2024年6月11日)

6時半起床。夫と朝食の準備をする。スムージーとご飯、味噌汁、さくらんぼ。さくらんぼは義父より賜る山形のもの。とても美味しい。今日は久しぶりに身支度を整え、一緒に駅まで行った。見送った足で遠めのマックへ。『ニヒリズム』を読み進める。
最近はなんとなく、あらゆる人間関係において不協和音が聴こえる。微かな音。不満、不安、期待、浮気心。それらははっきりとした悪ではない。そして私の心をふわふわさせる。
マッ

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道辺日記(2024年6月10日)

道辺日記(2024年6月10日)

7時前起床。昨晩の落ち込みを引きずったようで、朝だというのに暗い気持ちだった。この気持ちを夫にうまく伝えられず、むしゃくしゃした。夫も私の心に寄り添えないことを謝罪してくれたが、正直そういうのは何か違う。私の心はいつ晴れるのだろう。どうすればいいのだろう。夫を見送ったあと、涙が止まらなくなった。短歌を詠んだ。
昼過ぎまで眠った。昼を食べてその後も眠った。多分、ここ最近の不調は運動不足のせいなのだ。

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道辺日記(2024年6月9日)

道辺日記(2024年6月9日)

7時半起床。昨晩、寝る直前に本を読んだら心身がリラックスして入眠が早かったように思える。普段はスマホを見てしまうので、気をつけようと思う。
歌集と詩集を出版するために創作に勤しもうと思う。具体的には短歌は300首、詩は100作、作りたい。例え出版できなくても、続けることに意義と自分の強みを見出したい。しかし、正直創作では何がよしとされるのかいまいち見当がつかない。受け手に共感してもらいたい、とも限

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道辺日記(2024年6月7日)

道辺日記(2024年6月7日)

7時起床。夫とともに朝食の準備をした。昨夜は3時過ぎまで眠れなかかったため、強い眠気があった。
政治も宗教も、今まで私が習ってきた価値観も、何もかもが現実世界では無力である気がして諦めたくなる。そして、その無気力感と対峙しようとして眠れなくなる。あらゆる価値を信じられなくなりそうな自分が怖い。今の私は一体なにを信じているのだろう。そして虚しいばかりの自分の心はついに空っぽになったのではないか、と感

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道辺日記(2024年6月6日)

道辺日記(2024年6月6日)

7時起床。夫と共に朝食の準備をした。本当は駅まで見送る予定だったが、そのままマックで勉強しようとしていた私の身支度が時間までに整わなかったので、結局玄関でお見送りをした。それから30分後くらいに私は家を出て、遠いところにあるマックへ歩いた。
昨晩はやはり寝付けなかった。過去にしでかした罪、現在進行形の罪を思っては、私なんて地獄に堕ちればいいのに、となんの意味もないこのセンテンスを心中繰り返し呟いて

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道辺日記(2024年6月5日)

道辺日記(2024年6月5日)

7時前に起床。夫は早起きしたらしく、活動的に朝ごはんの準備などをしてくれていた。感謝だ。いつからこんなにこの人に救われ続けているのか、正直わからない。生まれる前からかもしれない。大袈裟ではなく、そう感じる。夫を玄関で見送って、私は書の習い事までしばらく眠った。
10時からお稽古が始まった。先生の都合で、約2週間ぶりであった。12時まで集中した時間を過ごす。振り返れば、めずらしくあらゆる雑念を排除し

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道辺日記(2024年6月3日)

道辺日記(2024年6月3日)

6時半起床。緊急地震速報の音に驚かされる。落ちるようなものはないものの、布団を頭まで被って、来る地震に備えた。揺れはなかった。数分後確認をしたら、石川県でまたかなり揺れたようだ。私は過去、数ヶ月の間、石川県に住んでいたことがあるので、元日の大地震のニュースに心が痛くなった。そのニュースをきっかけにして私は夫に結婚をしよう、と言った。本能に呼びかける何かが、私の心を動かした。
もち麦ご飯と味噌汁、ご

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道辺日記(2024年6月2日)

道辺日記(2024年6月2日)

9時過ぎ起床。昨晩はしばらく眠れなくて弱った。朝は夫がカレーチャーハンを作ってくれた。
今日は大掃除をする。掃除をすると、自ずと過去の自分と向き合うようだった。過去行った美術館や演奏会のチケット、過去に読んだ本、それぞれと対面した過去の自分の感性を思い出す。部屋を散らかしながらも、私なりに一生懸命生きていたのだろうとも思う。生きていれば恥ずかしいことばかりだが、真剣であればこそ、未来の自分はきっと

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道辺日記(2024年6月1日)

道辺日記(2024年6月1日)

8時頃起床。夫とコンビニへパンを買いに行った。パンに夕食の残りであるチーズと生ハムをのせて食べる。
11時頃、車で隣町の銭湯へ。あまりのんびり湯に浸かることができなかった。私は銭湯が大好きで、本当はじっくり長湯をしたいのだが、数分入るだけでのぼせてしまう体なのだ。一度大浴場で倒れた経験があり、それからは慎重に湯に浸かるようになった。夫は何回かサウナと湯船を行き来して「整った」らしい。湯上がりは蕎麦

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道辺日記(2024年5月31日)

道辺日記(2024年5月31日)

今日は一日中眠った。意識の奥で雨音がした。その雨音もどこか他人事で、私はどの世界からも切り離されたような感覚になった。たまにはそういう「孤」の時間も必要なのかもしれない。私は幸せでも不幸せでもない、希望も絶望もない、と言う具合にそれらの両岸の間をただただ漂流している。少し寂しい。
5月が終わろうとしている。振り返ると、結局私は、相変わらず自らの内にある矛盾と格闘していた。多少は矛盾点が見えるように

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道辺日記(2024年5月30日)

道辺日記(2024年5月30日)

7時起床。もち麦ご飯と茄子の浅漬け、お味噌汁と焼き魚を用意する。久しぶりに充実した朝ごはんだ。夫を玄関で見送り、私は11時半頃まで眠った。
起きて身支度を整え、駅ビルで祖母に頼まれたお遣いをする。買い物を終え、祖母のいる施設へ。ベランダや床を掃き、拭き掃除と洗濯物干し、お風呂場の掃除を1時間弱した。祖母は厳しい人だが、意外にも私の手際の良さ(?)を褒めてくれた。箪笥や仏壇を拭くと、祖母は優しい声で

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道辺日記(2024年5月29日)

道辺日記(2024年5月29日)

6時半頃起床。夫が明太子チーズトーストとグリーンスムージーを作ってくれる。夫を玄関で見送り、私は9時半頃まで眠った。10時から整体へ。整体のS先生は、ドイツの鯉もドイツ人同様真面目で賢いという話や、中国の国内線旅客機で起きた危険な体験など、色々なエピソードを話してくれた。11時に帰宅し、私は昨晩炊いたもち麦ご飯とご飯のお供類、サラダを食べた。14時まで眠る。
15時過ぎに少し遠いところにあるマック

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