タイムマシーン3号を推す

 私は最近お笑いを好きになったのだが、芸人さんのこと「推し」と表現するのかどうか、界隈の雰囲気がわからない。
 ただ、私はジャニオタ便宜上、芸人のタイムマシーン3号を「推し」と表現させていただく。

 タイムマシーン3号のことは、有吉の壁の秋〇康コントや、shortsに流れてきた「太らせる」で認識し、YouTubeチャンネルを観始めたことで一気にハマった。
 どうやらお笑い界隈では「平場」と表現するらしいが、「雑談」だけでも、すこぶる面白いのだ。
 例えば、有名な賞レース特番「キングオブコント」の生放送中に街に出ている若手芸人を探す、という動画。
 このコンビの動画は、本題に入るまで雑談を比較的長く設けている印象だが、退屈しない。例の「キングオブ~」の動画も、街に繰り出すまで10分かけている。
 その内容が、山本さん(細いほう)の自宅でグダグダしたり、移動の車内で「知名度が低く誰がわかるんだよ芸人」の話をしていたりする。
 お部屋でグダグダ→車内トークの流れは、外ロケ企画で恒例になっているので、コメ欄のファンはその型を楽しんでいるようだ。
「誰がわかるんだよ芸人」のネタは、どうやらお笑い界隈で定番のものらしい(有吉の壁の動画のコメ欄でも、有名芸人が非有名な先輩・後輩の名前を出して、誰が知ってるんだ! と突っ込まれる流れを楽しんでいるファンがいた)。お笑い初心者としては、仲間内の鉄板ノリを新鮮に思う。
 そして「キングオブ~」の動画では、結果、下北沢で若手芸人に遭遇して賞レースを観ていない罪を問う、という最高のオチになった(某催眠術師さんを見つけていたのも面白かった)。

 タイムマシーン3号のその他の定番企画は、飲食店開店第一号の客になるために朝から並ぶ、山ちゃんクッキング、ドッキリ、お弁当を食べる、パチスロ実機を導入する、などがある。
 初心者には、「関の赤ちゃんを山本に会わせてみた」がおすすめだ。覇王丸くん(仮名)が可愛い。ただ、山本さんの独身いじりについては、昨今の多様性の観点から控えめだといいなと思う。
 また、作業用BGMとして過去動画を10時間以上まとめてもらって本当に助かる。YouTubeプレミアムに入っているので1日中、いや1か月間、流していられる。

 気がついたら、タイムマシーン3号が生活の一部になっている。いまも、ラジオ「タイムマシーン3号のそろそろ売れてもいいんじゃない?」を聞いている。
 お仕事情報の公式アカウントも活用させていただいているし、これからも「推し」ます!