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SNS依存の脱却に挑む(2023年10月6日の日記)

はじめに


 数年前、心理カウンセリングの最中、「四季さんはSNS依存の入り口に立っていますね」と言われたことがある。
 そのカウンセリングは、SNS依存の克服のために通っていたわけではないが、SNSでの人間関係について相談することも多かった。その利用状況を鑑みて、「SNS依存」と認められたようだ。
 主な症状と言えば――「いいね」やリプライが気になる、その数を比べて落ち込む、それらが気になってスマホを手放せない、あたりだろうか。
 J-WAVEから流れてきた「いいねパラサイト」という曲には笑った。「いいね いいね もっとちょうだい」というフレーズが繰り返され、ああこれ自分じゃん、と思うのと同時に、SNS依存は現代病になっているのだと感じる。
 最近のネットでは推しのヒガシが叩かれ続けている。そしてヒガシ担も悲しみ、怒り続ける。
 現在の人間関係に疲れているわけではないが、やはり界隈が落ち込んでいるので、自分の振る舞いに悩むこともある。
 J事務所の最初の会見があって日本が荒れ始めてから1ヶ月、SNSに常住していた私は疲れてしまった。
 SNSをほぼ見ないようにしたヒガシ担のお友達の話を聞いて、私もやめてみよう、という考えに至った。

傾向


 さて、iPhoneのスクリーンタイムを開いてみた。
 数週間前から薄々観測していたのだが、私は1日に6時間半から8時間、スマホを開いている。日本人の平均は5時間くらいらしい。
 時間を一番とられているのがYouTube、次にSNSだ。
 SNSのなかではダントツで旧Twitterが多い。
 脱SNS依存を謳う動画で、「YouTubeを含むSNSを開かないようにすれば、スクリーンタイムを1日1時間にできる」と教えられた。
 一理ある。
 その動画では、SNS依存により「ドーパミンに脳を毒されている」と言われていた。いわゆる報酬系が破壊されているようだ。【本物の報酬】は、仕事や努力をすることで得られる、とのこと。
 文学フリマのための原稿が全く進んでいない原因のひとつも、スマホの利用による集中力低下だろうか。
 もしスマホのせいで締切に間に合わなかったら。満足のいく本を作れなかったら……。
 本気でスマホをやめたい。

対策


 アプリは「forest」「Mytter」を積極的に使う。どちらも前々から使っていたが、本格的に始動させる。
「forest」は、スマホの使用制限をするあいだ、木を育てるゲーム的なものだ。iPhoneのスクリーンタイム設定から、制限するアプリを選べるので、最悪、制限中も電話やLINEができる。
 しかし、本気で断絶するために、「ディープフォーカスモード」でほぼすべての機能を制限することも出来る。私は電話、メッセージ、メール以外は制限に入れている。
 また、先出の動画で【ホーム画面にスクリーンタイムアプリを置く】ことを勧められたので、一緒に「forest」も並べてみた。

「Mytter」は、フォロワー0の鍵アカのようなメモアプリだ。タグ付けや日付別に遡ることも出来るので、ほぼ旧Twitterのようなもの。なにか衝動的にポストしたくなったら、このアプリに投稿する。

 先ほど試して結構すっきりしたのは、「電源を切って別の部屋に置く」ことだ。これは、漠然とした【つながり】を一切遮断できるので、頭の中がクリアになった気がした。
 しかし、iPhoneの電源を切ったり入れたりするのは、バッテリーに負荷が掛かると聞いたことがある。それでも、1日1回くらいは、いいだろう。

 これに関連して、スマホを入れる鍵付きの箱はあるのだろうかと検索したら、「タイムロッキングコンテナ」という商品があることを知った。タイマー式で、スマホに手をつけないように鍵を掛ける箱らしい。しかもレビュー欄には、「こどもが壊して数個目の購入」という意見がちらほらあった。
 まさか、意図的に壊したわけではないだろうか……。
 真意はどうであれ、見下すようだが、私はここまでではないようだ。

 一番大事な「SNS」との向き合い方だが、【旧TwitterはPCのみ】【YouTubeを観るのは入浴中のみ、そのほかの時間はpremiumの機能で音声のみ】【Threads、Instagramは1日合計30分】と、ルールを作ってみた。
 これらを守れたかどうかは、また1週間後くらいに記事にする。

まとめ


 今日を、脱SNS依存宣言記念日とする。
 すべては、文学フリマのために。
 私は2週間後の締切までに生活を改善し、原稿を完成できるのか。
 今後の自分に期待する。

forestの実績画面。枯れ木もある

〈つづく〉