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スターバックスで働き始めた話〜面接編〜

前回の振り返り
派遣の仕事の退職日が迫る中、今後の人生に悩んでいたフリーター。ある日のランニングの最中、ふとスターバックスで働くことを志し始めた。すぐさま志望動機を書き、面接の日程を取り付けるのであった。


面接日が決まってから当日までは「スターバックスでの面接で聞かれる質問」「面接時の服装」と検索したり、スターバックスのホームページに目を通したりして準備を進めた。
ちなみに指定された持ち物は特になし。履歴書もいらないときた。中身で勝負ということだろうか。

わたしが働く予定の店舗は、商業施設の一角にあるものだった。昨年春にできたばかりの新店で、わたし自身まだ訪れたことがなかった。

初めて訪れる店内は広々としていた。わたしが見慣れているスターバックスと大きく違うのは席の形だった。
コンセント付きのカウンター席や、アクリル板で仕切られ個人のスペースが確保された大きなテーブルがないのだ。
家族連れやショッピングついでに寄る人が多いため、1人席が少なく、コンセント付きの席がないらしい。なるほど、内装にも利用客による違いが反映されている。

さて、出迎えてくれたのはその店舗のストアマネージャーだった。

明るめの茶髪で前髪をぴっちりさせ、後ろの低めの位置でまとめたお団子ヘア。装いは上下お揃いのデニムセットアップ。そしていちばんに印象的なのはマスク越しにもわかる弾けんばかりの笑顔。
わたしは黒スーツで勝負に出た。

裏の会議室のようなところに連れられるのかと思いきや、お客さん用の席に向かい合って座りかなりリラックスした状態で面接を受けることとなった。

面接は送っていた志望動機をベースに進んでいった。

①わたしがスターバックスで受けたサービスについて。
②今までの経験について。
③スターバックスでどのように成長していきたいか。

この3つが話題の中心だった。

①は、地元の近くの店舗で早朝にも関わらずパートナーが笑顔だったことと、東京のリザーブで受けた粋な計らいについて。それがとにかくスマートでカッコよかったのだ。


②は、4年前に学生団体に所属していたときのこと。スターバックスのホームページを見たところ「チームワーク」がキーワードだったので、チーム内での自分のできたことや後悔したことを話した。

③は、②から少し派生した話である。その学生団体の活動が終わってからしばらくは個人で仕事をしてきたようなものなので、久しぶりの「チーム」の中で自分が何を考えどう動くのかが楽しみだという話をした。

正直、緊張はなく手応えは感じていた。それは面接官であるストアマネージャーがそういう雰囲気を作ってくれていたのだろう。話したいことは話せたように思う。
3日後までに合否の連絡があるとのことで、とにかく一段落ついた。

翌日、無事に入社決定の通知が来た。
ガッツポーズですよ。

仕事探しのめんどくささからの解放感、11月からも仕事があるという安心感、何よりあのスターバックスで働けるという感動。

そして今日のわたしにいたる。
もう入社から4ヶ月経ったことが信じられない。

前回の志望動機編から少し期間があいてしまった。仕事が嫌になった日もたくさんあって筆が進まなかったけれど、ようやく気持ちも落ち着いてきて書き終えることができた。

次回からは、研修の日々や独り立ちしてからの失敗や気づきを書こうと思う。


#面接 #スターバックス #フリーター #バイト

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