まさかのアニメ化
私の書いた小説「がんばっていきまっしょい」。
松山市主催第4回坊っちゃん文学賞に、ぎりぎりになって応募した。
それが大賞をいただき、間髪入れずアルタミラ・ピクチャーズで劇場映画化され、関西テレビで連続ドラマ化され、今回は松竹で劇場アニメーション映画になる。10月25日公開予定で、制作が大詰めを迎えている。
映画は原作と同時代の昭和、連ドラが平成、アニメは令和。
こんな原作者も珍しい・・ですよね? 運がいいなあ、私は。
しかもなぜかプロデューサーさんやスタッフ、キャストのみなさんがまじめ。真剣にいい作品を作ろうという熱意がある。
やはりこれは原作の主人公を、一代上のみさ子先輩にしたから、良かったんだと思う。私の経験のまんまだと暗すぎた。って、少しは主人公の悦子のキャラに混じってるけど。
賞に応募するとき、夏目漱石「坊っちゃん」を冠する青春小説という規定から、やっぱり私の高校時代じゃ「坊っちゃん」にはならないと思った。
みさ子先輩は、今もバリバリお仕事をされていて、珍しい国に同じ興味を持つ人と旅し、高校の同級生とも交流されている。ボート部を復活させた代のキャプテンで、みさ子先輩がいつも「さあ次の電車に乗るよ!」と号令をかけると、みんながパパっと着替えて伊予鉄の電車に飛び乗るという、そういう人だった。その明るさのおかげで、なんか元気が出る話になった。
今もみさ子先輩の周りには人が集まり、一緒にいると笑いがたえない。
こんなに映像化されるのも、みさ子さんたち一代上の先輩と同期のみんな、コーチや先輩方、あの頃一緒に松山東高校で過ごした先生、同級生のおかげだと、年を重ねるたびに、感謝の気持ちが増してくる。おもしろエピソードを勝手に書いたのに、大らかな気持ちで見守ってくれる。
みなさん、本当にありがとうございます!
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