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こんな知恵者がいるミャンマーは良くなると思いたい(42)



先日ミャンマーが好きで留学もしていた
国立O大学の先生の紹介で
ミャンマーから来た2人に会った。
彼らはクーデターが起きるまで
毎年僕らがミャンマーに行き、
その時に通訳をしてくれている友人の甥夫妻である。
その友人はコロナで亡くなった。
コロナになり病院へ行くのに、
軍事政権の外出禁止令で病院に行けなかった。
来日した2人は夫人がタイの有名ナT大学に留学し、
医者の免許を取りタイで医者をしていたが
ミャンマーに帰ると医師免許は認められず
今は主婦をしている。
主人の方は親から受け継いだ縫製工場を幾つか経営ている。
2人とも裕福な階級である。
その2人に今のミャンマーのことを聞いた。
日本では好きなことを言えるが、
ミャンマーでは誰が聞いているか分からないし
怪しいと思われると、
スマホのメールチェックで連れて行かれることもあるらしい。
僕はそんな軍事政権下でよく出国出来たねと言った。
ここからが面白いところで、
仏教国のミャンマーはインドのブッダガヤに行くのは許可が下りるらしい。
ブッダガヤはお釈迦様が悟りを開いたところで、
そこに悟りを開きに行くのは仏教徒として良いことである。
後は何処へ行こうが関係無いらしい。
悟りを開いた仏教徒は国に刃向かう悪い人などいないと言うことか。
堅苦しい白人先進国(例外も多くある)と違って、
そこは誰か知恵者がいて外国へ出国の許可をしているらしい。
これならロシア人が亡命して帰国し難いとは違う。
これを聞いて、軍事政権はアホばかりでどうしようも無い
と聞いていたミャンマーにもこんな知恵者がいて
なし崩し的に安定化するかも知れないと思った。
スーチーさんは絶大な支持を得ているが、
政治家はもっと清濁合わせ飲むことが出来なければ、
時々悲惨な事になる。
政治なんて正しければいいでも無い。
(だから政治は嫌い)ミャンマーについて色々聞いて、
改めて国土の平地面積は膨大で
水も豊富で米も二毛作三毛作も可能で
国民の識字率も高く
政治さえ良くなれば良くなる国である。
僕は前にも書いたが、
20年以上ミャンマーの小学校、孤児院、お寺等
を支援している関係で早く行ける様になりたい。
今の所日本ではウクライナばかり関心があり、
ミャンマーの支援は少なくなった様に思う。
日本が戦争中迷惑をかけたのはミャンマーであり
この国の支援も忘れないでほしい。

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