島の四季梱包

瀬戸内・小豆島の旬の美味しさにひと手間加えてお届けしたい。料理家の岡田依里が毎月手作りの品をお届けします。

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最近の記事

どうして私、こんなにクリスマスが好きなんだろう。

こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 紅葉の寒霞渓は昔、教科書にも載っていた!というのが自慢の小豆島ですが、さすがに今年は木々も色づくタイミングをつかめず困っているようです。 さて、来月はいよいよクリスマス。私が一年で一番大好きなイベントです。毎月のこのお便り、クリスマスには毎年私のクリスマスの思い出話になるのですが、二十歳のクリスマス。当時、静岡の山奥の乗馬クラブで働いていたので、第二めぐみ荘というオンボロアパートで一人暮らし、クリスマスツリーどころか暖房器具もない

    • もみじ鯛ってご存じですか?

      こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 ようやく秋の気配?と言いつつもまだまだ暑い小豆島です。 そしてこの時期さらに熱いのが小豆島のお祭り!祭りの日はみんな仕事も学校も休み、あっちからこっちから神輿が出て勇ましい装束に身を包んだ人々であふれます。小豆島にこんなに若者いたっけ?と思ったらお祭りのためにわざわざ都会から帰って来る人も多いとか。ただ、祭りの周辺は通行止めになり身動きが取れない島内です。 祭りといえばとにかくみんなご馳走を並べます。食材が豊かな島なのでそれはそれ

      • イギリスは美味しかった!

        こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 8月分の発送を終えて遅めの夏休みをいただき、家族で初めてイギリスに行ってきました。 私の妹がイギリス人と結婚して10年以上イギリスで暮らしているというのに、一度も遊びに行った事がなかったのです。それというのも、イギリスには美味しいものは無いとよく耳にしていたので、美味しいものがあるところにしか行きたくない私はどうしても足が向かなかったのです。 しかし妹の住む国、街、そして家を見たくなり、初めての渡英。 なんでもっと早く行かなかっ

        • 小豆島の盆踊り

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 そういえば田舎では毎年うるさいくらいの蝉の鳴き声を、今年はあまり聞かないなと思ったら、蝉は35度を超えると熱中症のようになって鳴けないそうです。 せっかくの夏休みも、昼間は外で遊ぶのは危険なレベルの暑さですが、八月上旬、小豆島では夕方になるとどこかしらでお祭りがあります。 地域ごとどころか、小さな集落ごとでもお祭りをするので今日はこちらのお祭り、明日はあちらのお祭りと、夕涼みがてら毎日のようにお祭りを楽しめます。 ただ、おとなしめ

          春海さんをご紹介します。

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 酷暑の季節ですね。 蒸し暑くてジメジメするし、くせ毛の髪はモジャモジャするし、私にとって一年で一番苦手な季節です。 とは言え、そうイジイジもしてもいられないので今月も張り切って小豆島から爽やかな風をお送りいたします。 今月は松屋銀座の催事のみでの限定販売だった「島の甘夏ピールショコラ」が初めてネットのお店に登場し、たくさんのご予約をいただきました。 島の四季梱包では、すべて気が遠くなるような手作りでお届けしているのですが、この「

          春海さんをご紹介します。

          怒涛の日々も感謝の日々に

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 松屋銀座の催事も無事終わりました。 台風接近の中、足をお運び下さった皆さま、本当にありがとうございました。なんと銀座に落雷があり、一時冷蔵ケースが作動しないというハプニングも松屋スタッフの皆様の素晴らしい連携プレーで事なきを終え、終始笑いの絶えない売り場でした。 とはいえ、気が遠くなるような手作りからの立ちっぱなしの販売。催事の後はいつもしばらく人間の姿をしていない私ですが、体のあちこちに湿布を貼りながら、新しい出会いや嬉しい再会

          怒涛の日々も感謝の日々に

          長野でのこと、そして銀座。

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 4月末から1週間、長野市の東急百貨店に出店させていただきました。 小豆島のオリーブオイル屋さんや漁業組合、おそうめん屋さんと一緒にワチャワチャと、楽しい催事となりました。 全然知られていない「ポルボロン」というお菓子、果たして長野で売れるのだろうか?と不安で一杯でしたが、なんと開店早々に駆けつけて下さったお客様が「いつもインスタでは見てたのですが、まさか長野に来てくれるなんて!」と嬉しい出会いもあり、予想以上の売れ行きで、欠品商品が

          長野でのこと、そして銀座。

          春といえば。

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 小豆島では今は天然のタラの芽が食べられる貴重な期間です。鋭いトゲトゲのタラの木からの収穫は中々大変なものですが、その美味しさを思うとなんのその! 収穫したての天然のタラの芽は天ぷらにして塩をちょちょいとつけて口に入れると、鼻からもう春の香りがぶわーーーっと吹き抜けます。 スーパーなどで見かけるパックの中で横一列にお行儀よく並んだタラの芽では残念ながらこの香りと旨味は味わえません。 あれはタラの芽というよりは、ただの芽・・・。 天然な

          3月はてんてこまい、てんてこまい。

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 ミモザが満開の小豆島からのお便りです。 3月は6日から松屋銀座と広尾のお寺の桜まつりの2か所同時出店! どうなる事かと思いましたが、意外とどうにかなるものですね。(笑) とはいえ、本当に沢山の方の支えがあっての事で、各催事場のスタッフの皆様、小豆島から完璧なフォローをしてくれるアシスタントさんと姉、デパートの売り場で慣れないレジと奮闘してくれたお友達、しまいにゃ大学生の姪っ子や小学生の息子まで借り出しての大わらわでしたが、ホワイトデ

          3月はてんてこまい、てんてこまい。

          巡業の旅、はじまるはじまる。

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 2020年、コロナが流行り始めた頃に最愛の母が脳内出血で倒れ半身不随に、コロナに阻まれ会うことすらできなかったその間に、何か母の希望になるものをと思い続ける中で生まれたのが、この幸せを呼ぶお菓子「ポルボロン」。 素材にこだわり、どこまでも優しさを追求して、ようやく納得のいく瀬戸内ポルボロンに辿り着いたのは2021年の秋。 ありがたい事に、販売開始と同時に銀座松屋のバイヤーさんの目にとまり、デパートでの出店という初めての経験。 202

          巡業の旅、はじまるはじまる。

          Merry Christmas!

          いよいよクリスマスがやってきました。というよりあっという間に!  毎月書いているこの島からのお便り、ついこないだ子供の頃のクリスマスの思い出を書いたばかりだと思っていたら、もうあれから一年!(ちなみに、過去のお手紙はnoteに掲載しています。もしよかったら読んでみてください。) 私は子供の頃から一年で一番クリスマスが好きです。 子供の頃、仕事が忙しい母がクリスマスにはチキンを焼いてシャンメリーを冷やして待ってくれてる家がすごく温かく感じて、耳がちぎれそうに寒いのに笑いがこみ

          ホセさんが愛される理由

          こんにちは島の四季梱包の岡田依里です。 さていよいよ完成しました、ホセ・バラオナシェフとの夢のコラボロン! 今まさに、その箱を握りしめている方もいらっしゃると思います。 ホセさんが初めて小豆島に上陸したのは二年前の夏。 奥様と超絶美男美女の息子さん&娘さんと一緒に遊びに来てくれました。  小豆島の穏やかな海と山、豊かな食材、そしてそこら中にはオリーブの木。故郷スペインにも風土が似ているせいか、ずいぶんと気に入ったご様子で、誰もいない静かな浜辺を「バラオナビーチ」と勝手に名付

          ホセさんが愛される理由

          ホセさんとの夢のコラボロン、できました!

          スペイン料理の第一人者で、あの「徹子の部屋」にも出演したホセ・バラオナ・ビニュスさんが、島の四季梱包とコラボして、ホセさんの一番好きなポルボロンを小豆島で作ってくれました!これぞまさしく夢のコラボロン! (本当の名前は瀬戸内ポルボロンJosep sessionです。) ホセさんと言えば、ピンチョスやタパスブームの立役者であり、1日1客しか取らないレストラン「レ・ストゥディ」のオーナーシェフなのですが、私のスペイン料理の先生でもあります。そのご縁で小豆島に家族旅行にいらしたと

          ホセさんとの夢のコラボロン、できました!

          小豆島の三姉妹

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。   毎月の島からのお便り、今回は私の姉妹をご紹介したいと思います。 ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私は三姉妹です。 大変真面目な姉、とても不真面目な私、めちゃくちゃ気の強い妹という全然キャラの違う三姉妹です。 気の強い妹は結婚してイギリスで暮らしており、年に一度は日本に帰ってきます。余談ですが、妹が帰国するときは必ず台風と一緒に上陸します。 黒い雲と生ぬるい風、嵐の前の静けさが、彼女の到着のサインです。(なんて言いつつ、子

          小豆島の三姉妹

          台風一家?

          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 皆さま、お盆はいかが過ごされましたか? 私は、イギリスから帰国中の妹ファミリーや友人達が大勢小豆島に集まり、バーベキュー、スイカ割り、盆踊り、海の家でビール、精霊流し、花火と予定は盛りだくさんでしたが、まさかの台風直撃! 船がすべて欠航だったので、友人達も帰る事もできず・・・ みんなで島に閉じ込められてました。 暴風雨の中、スーパーに行っても品薄で困りました。 そんな時に重宝したのが、「小豆島の本鯛コンフィ」 というわけで、みんな

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          こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。 言い飽きたと思うし、聞き飽きたとも思いますが、 「このところ、本当に暑いですね。」 小豆島は日影があまり無いので、外を歩くのはかなり危険レベルの暑さです。 こんな日は冷えっ冷えのシャンパンや白ワイン、飲みたくなりませんか? 私はこんな日でなくてもなりますが、こんな日は特になります。笑 そこで!シャンパンや白ワインに会う最高の前菜、できました! 本当はもっと早く発売する予定だったのですが、あれこれこだわっているとすっかり遅くなってし

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