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【経営者向け】マネジメントお役立ち記事

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マネジメントが楽になる「識学理論」をわかりやすく解説しています。経営者・管理職向けの内容です。
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2022年4月の記事一覧

"組織崩壊"を引き起こした当時のマネジメントを「識学」で振り返る

業績を上げるためにどう振る舞うべきか? こんにちは。識学講師の堀江と申します。マネジメントに関する悩みは尽きないものです。 現在、組織コンサルタントとして活動している私も、前職の生命保険会社では、管理職として日々部下のマネジメントに悩んでおりました。 振り返れば、成功を収めたと思えることがある一方で、数多くの失敗も重ねてきました。自身の経験を踏まえ、マネジメントにおけるヒントを皆様にご提示したいと思います。 部下に説教され退職者続出生命保険会社の営業マンは、基本的に営

60名の営業組織を管理していた時の失敗を「識学」で振り返る

こんにちは。識学講師の本田務(ほんだつとむ)と申します。 私は、識学のコンサルタントになる前に、某東証1部上場インターネットグループの子会社における営業責任者として、6拠点、60名の部下を管理する立場にいました。 責任者である私と一般職の社員の間に、部長、課長、係長、そして主任がいましたが、当時の私は部長や課長を無視して、係長や主任、一般職の社員にまで直接指示を飛ばし、週報のチェックまで行っていました。 今回は、そんな私が犯してしまった失敗談を披露し、マネジメントはどう

社長が「トッププレーヤー」として会社を引っ張るべき、というのは思い込みかも?

社長やリーダーがトッププレーヤーとなることが、組織を引っ張っていくには大切なことだと思っていませんか。 もしかしたらそれは思い込みであり、間違った方法を実践しているかもしれません。 社長がトッププレーヤーであってはいけない組織のリーダーが、「人の先頭に立ち、模範となる行動を実践すること(率先垂範)」は大切なことです。しかし、マネジメントとしてその率先垂範となる行動内容を間違えると、期待するような結果は得られません。 「誰よりも高い実務能力がなければ社員に示しがつかない」

発売約1カ月で12万部を突破した『数値化の鬼』を識学社員が要約してみる。

こんにちは。識学でマーケティングを担当している城所と申します。 今回は、『数値化の鬼』という本についてです。 そのタイトルの通り「数値化の鬼になりましょう」というものになります。 『数字に強い、圧倒的ビジネスパーソンになる方法』を教えてくれる一冊ですね。 仕事ができる人や急成長する人の共通点って「数字に強い」ことですよね。 無駄な感情や現実的じゃない妄想を挟まずに、数字というブレない事実と向き合う姿勢からできる人は生まれます。 数字という事実を元に、自分はどこが足

累計29万部突破した『リーダーの仮面』のメッセージを識学社員が要約してみる。

こんにちは。識学でマーケティングを担当している城所と申します。今回は、識学代表安藤の著書『リーダーの仮面』の内容を、要点を絞ってお伝えしていきます。 はじめに多くの組織では、プレーヤーとして優秀な成果を上げた人がマネジメントのポジションに就くことになると思います。 それでうまく回れば良いのですが、残念ながら多くのリーダーはその変化に戸惑います。 優秀なプレーヤーがマネージャーなったとき、彼らがよく犯す失敗は下記のような行動です。 手取り足取り自分のやり方を教える  

厳しいからやめる、緩いからやめない、ではない。

22年4月いわゆる「パワハラ防止法」が全面施行された。 大企業のミドルとマネジメントについて議論する時、 まず出てくるのは 「パワハラがこわくて厳しくできない」 である。 一方で、参照した記事からの引用では、 とのこと。 陰湿ないじめや不当な圧力が組織内に一定数存在するのは事実だが、適切な指導とパワハラの線引きを行わない限り、チームパフォーマンスをあげることはできない。 どうやらこの記事のように、ようやく経験のない若年層サラリーマンにも、本能的にゆるい組織が危

毛利元就の組織作りを、マネジメント理論「識学」で考えてみる

毛利元就と言えば戦国時代屈指の知将、謀将として知られ、広く山陰山陽にわたる広大なエリアを一代で制覇した武将です。臨終の際に「1本の矢なら折れるが、3本束になると折れない。兄弟3人、力を合わせるように」と遺言したという「三本の矢」の逸話は広く知られていますよね。 最初は一介の国人領主にすぎなかった毛利元就はいったいどの様に諸国を束ね、当時最大勢力の一つとして統制の取れた巨大勢力を作り出すことができたのでしょうか。 後に天下を平定し、260年間にわたる江戸幕府の祖となった徳川

豊臣政権が一代で滅んだ理由を、マネジメント理論「識学」で考えてみる

こんにちは。識学講師で営業部長を務めております有手と申します。 豊臣秀吉といえば、貧しい農家の出でありながら天下統一を成し遂げた成功者として語られることが多い反面、朝鮮出兵や嫡子への偏愛、さらには死後に後継者問題を発端として一族が滅亡したため、失政者としての評価も付きまといます。 豊臣政権が一代で滅んだ理由を考察し、長続きする組織に必要なものは何か検討します。 豊臣秀吉とは豊臣秀吉は、織田信長、徳川家康と並ぶ「戦国三英傑」の一人です。 1536年、尾張(現在の愛知県西