自分より優れた者に働いてもらう技術【第三章】
無理に思える目標を追え!
この記事はビジネスコミュニティ成田FC(セールスコンサルタント成田直人主催)の元で行ったプロジェクトにおける記録です。
その中でも面白い結果があるのでそれに関しての記事です。
どんな結果かと言えば『目標2倍の成果』を出した時のノウハウです。
これは過去最高記録となりました。
題名【自分より優れた者に働いてもらう技術】の言葉の意味は、このノウハウを一言で言い表したものです。
【前回までのあらすじ】
大型ショッピングモールにて携帯販売イベント。即席の合同チームで過去にない高い目標を2日間で目指す。
初日は現場統括をとるはずの方が現場に現れず。
急遽、私が陣頭指揮を担当するも開始4時間(2日間で16時間の営業)を経過した時点の達成率わずか3%
急遽MTGを行い体制の立て直し。1日目終了時点で達成率46%まで回復した。
そして2日目、販売イベント最終日を迎えるが…
※この記事は全体を通し現場感が伝わりやすい様に時系列のストーリー方式でお伝えしていきます。
トラブルはありきで考えておく。
1日目の営業を終え再度MTGをし各所の動きの再確認しこの日を終えました。
2日目
この日も早速トラブルの予感が朝から……
時間になってもメンバー1名が集合場所に来ません。やっと連絡が来たかと思えば「体調不良で行けない」との事……
しかしこのスタッフは昨日、勤務態度が悪く指摘を貰っていました。加えて他のスタッフへ「目標が高すぎてやる気がでない」と愚痴っていたのです。
邪推ですが急に体調不良になるより嫌で帰ってしまったと考えた方が自然です。しかしながらそういう気持ちであればいない方が組織にとっては良いので後追いはしませんでした。
そしてそれに加え2日目は前日前半時点での実績不調から急遽メンバー1名が追加収集。
更に病欠で昨日欠席だった元々の現場統括の方が参加
更に更に加えて、その方の上司の参加
更に更に更に加えて、その上で現場を取り仕切る会社の担当の方が1名追加参加になっていました。
この時点で嫌な予感がしていましたが、それも想定の範囲内の事でした。
何が起きるかと言えば…
「指示系統が複数になって現場が混乱する」という事です。
この現象は遡ること数ヶ月前、私たちがこのプロジェクトを始めた初日に体験した事でした。
トラブルに対処する。
そしてその事態は早速起きました。
私を含め大きく指示系統が3つに増えてしまったのです。
メインは私になりますが、他2名の立場は私より上です。混乱が起きない方がおかしい状況です。
3つの指示系統があるという事は最大で3つの別の指示が飛ぶという事です。
そこで私は開始直後は一歩引く形をとる事にしました。2人の指示を調整する事にしたのです。
そして程なくするとやはり問題が起きました。
ある1名のスタッフへ〇〇という指示が飛んだ直後に□□と真逆の指示がそれぞれ別の人から出されたのです。
当然スタッフは混乱する筈です。
むしろ今回は混乱ではなく完全に怒りに変わっていました。
その表情を見れば怒りは明らかな為、私が代表して丁寧に謝罪しました。
謝罪をした上で私がこの場を上手く調整する事を約束し、それでもまだ怒りが冷めやらない彼には時間が必要と判断し休憩へ行ってもらいました。
これは実際に私たちが初めてこの業務に参画した際に起きた事と全く同じことです。なので彼の気持ちは痛いほど理解できました。
しかし当時と違う事は現在舵を握っているのは私という事です。
当時と同じ気持ちにさせるわけはありません。
では今回の記事はここまで✋
【追記】
当然ですが指示系統は1つに絞るべきです。3つも4つもあっては混乱しますので当たり前です。
ただ今回の場合は全員が同じ目標を追っていました(後ろ向きな1名は運よく?帰った為)つまり目標自体は皆んな共有しているで意見の違いというのは実の所さして問題になりません。
例えれば目的地に向かう方法として徒歩なのか自転車なのか電車なのか飛行機なのかの違いの様なものです。またどのルートを通るのか。場所場所によって最適解は複数存在します。よって目的地されブレていなければ良いのです。
しかしながら実際に動く側からすれば違った指示がくると困りますからそこは説明と調整が必要。というのが今回の現場での出来事です。
さて
ここからが【自分より優れた者に働いてもらう技術】が力を発揮する場面です!
先に種明かしをして起きます。
上と下に挟まれてそこに集まる力を流し利用して結果に繋げる。
それが【自分より優れた者に働いてもらう技術】です!
第四章へ続く…