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「元気でよかった」

大人達は人に会うとなんで
そんな事を確認し合うのか

「今日はいい天気ですね」
「そうですね良い天気ですね」

それぐらい意味の分からない会話と
昔そう思っていた事を思い出した。

けど不思議なもんで自分も今は自然とそうなっていて、それを認識し少しびっくりした。

この歳になると、人が変わってしまったり、大病したり、あるいは死んでしまったりするから「元気でよかった」と確認し合うんだと、大学時代の友人とそう話した。
そんなの当然子供にわかるはずもないわな。

昔の友と会うと昔のまんまの関係性に戻る。

友人、友人の奥さん(当時の彼女さん)の三人で酒飲んで真夜中まで大笑い。夕方から朝方3時まで飲んだ。そしてぶっ倒れた。

朝、リビングに転がってる俺を見て、彼らの子供達は大変ビビったようだ。子供達よ、世の中を学んだな。大人はたまに転がってるもんなんだ。

同じように当時アパートで酒飲んで大笑いしてた風景を思い出して重なった。あの時のまんまじゃん。今思い返すと騒音でクレーム来ないのすごい。まだ世の中が少し寛容だったからかもしれない。

また何の中身もない話で盛り上がる、いや盛り上がれることって事は、ある種、特別なことなんだなぁとも思った。

一緒に飲んで楽しかったのに何を話したかあんま覚えてない事ってあるけど、要はそういう事なんだろうなぁ。つまり大切な人って事を認識できるバロメーターになる。

そして「幸福」ってなんなのかって具体化すれば「笑う」ことだよな。だから自然と笑顔になってしまう人同士っていうのも、そのバロメーターになる。

結局は人だよな。

幸せになるコツはそんなもんだろって話。








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