しがない社会人が色々なことを綴ります。

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    短編小説やらエッセイやら、自作の作品たちをぽいぽい投げてます。 他サイトに投げたものの再掲もあります。

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【呟き】実写化唯一の希望は健在だった【映画感想_03】

 どうも、式です。  巷では何やらマンボウやら緊急事態宣言やらで大騒ぎのようですが、僕自身のライフスタイルというか生活基盤自体はそこまで大きく変わっていません。  というわけで先日公開になった『劇場版るろうに剣心-The Final』を観てきたのでその感想記事です。  例の如く大量のネタバレをクソデカ感情に乗せてお送りするので映画をまだ観ていない方はここで読むのをやめてブラウザバックしてください。  また、僕自身るろ剣は原作勢ではなく実写映画で初めてストーリーを知った

    • 【呟き】映画版モンハンのコレジャナイ感【映画感想_02】

       どうも、式です。  最近はゆっくり漫画を読んだり本を読んだり、趣味のブログを書いたりしながら生きてます。  気がついたら4月になっていて2021年の4分1が既に終わっているという事実に驚きを隠せません。  そんなわけで今日は先日観てきた映画、『モンスターハンター』のレビューになります。  一応ですが僕のモンハン歴を挙げると、僕はPSP時代のモンハン2nd、モンハン2nd G、モンハン3rdをプレイして育ちました。お気に入り武器はライトボウガンと弓でした。好きなモンス

      • 【短編】サリエルの囁き【#06】

         ーー美しい髪の毛と言われた時に思い浮かべるのは、風に舞う艶やかな姿であって、切り落とされた残骸のことではないだろう。  それはきっと、誰しもが無意識に、美しさとは生あるもののことで、死したものに抱くのは寂寞感や嫌悪感だということを知っているのだと思う。  だから僕は、君の艶やかな黒髪を見る度に、風にそよぐ春の青葉を思い浮かべるのだ。青々と茂った葉を風が撫ぜ、心地よい葉擦れの音色が来たる芽吹きの季節を告げるあの青々しさは、生の尊さと生命力を感じさせ、果てない高揚感を僕に齎

        • 【短編】ザドキエルの凍結【#05】

           大学時代の友人が死んだ。  正確には、彼が死んだという親戚の投稿がFacebookで流れてきた。いつものようにSNSアプリを巡回し、Facebookを立ち上げた時に不意に出てきたその投稿は、転職した先輩の起業ポストとNGO団体の活動報告のポストに挟まれていた。  死因等は特に書かれておらず、彼が先月の中旬に亡くなったこと、葬儀は親類だけで執り行われたことだけが淡々と綴られていた。  正直、実感が湧かなかった。  いつも目にするSNSに溢れ返る情報の濁流の中にぽつりと

        【呟き】実写化唯一の希望は健在だった【映画感想_03】

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          【呟き】花束みたいな恋をした、とんでもない映画だった【映画感想_01】

           どうも、式です。  完全にnote投稿をサボっていたらはや1ヶ月近くが経っていました。そもそも読者がいるのかすら分かりませんが、とりあえずダラダラとネットの海にnoteをぶん投げていきたいと思います。  前々から観たいと思っていた映画を昨日やっと観ることができたので、その感想をひたすら書き殴る回です。取り上げるのはサムネにもある通り、巷で話題の『花束みたいな恋をした』です。 0.はじめに 一応の忠告になりますが、ガチでネタバレ注意です。映画を観た感想なので、ガッツリ映

          【呟き】花束みたいな恋をした、とんでもない映画だった【映画感想_01】

          【短編】エルピスの嘲笑【#04】

           春のある日、彼女は消え入るような声で言った。 「私ね、あと一年で死ぬんだ。癌なんだって」  か細く震える声は、近い将来自分に訪れるであろう冷たい終わりへの拭い去れない恐怖を感じさせた。暗く閉ざされた、永遠の終わり。十七歳の少女が背負うにはあまりにも重い孤独だった。  だが、死への恐怖で震える彼女はそれを必死で振り払うように、歪んだ笑みで僕に語りかけた。 「だから、最後には笑って死にたいの。生きてて良かったって思えるような思い出を作って、後悔なく人生を終えたい」  

          【短編】エルピスの嘲笑【#04】

          【短編】フローズン・メモリー【#03】

           夜10時過ぎ。  コンビニ弁当を安酒で流し込みながら、動画配信サイトで配信されたばかりの海外ドラマの最新話を流し見する。顔だけが整った役者が、同じようなテイストの脚本に沿って演じる恋愛ドラマは、安酒の肴にはぴったりだった。これでヒロインが不治の病にでも侵されれば完璧な流れだ。  外からは滔々と降る雨の音。この時期にどうも気分が沈みがちになるのは、きっと梅雨という透明な季節を孕んだこの国の風土病なのだろう。 「はぁ……」  9%の度数の安酒が、いつにもまして不味く感じ

          【短編】フローズン・メモリー【#03】

          【短編】ウインター・レクイエム【#02】

           「私、イルミネーションってすごく嫌い」  いつだったか、彼女はそう言っていた。随分乾いた声で、枯れた表情を浮かべて。  僕はその時、彼女が何を言いたかったのかよく分かっていなかった。僕がデート中に「疲れた」なんて不用意に口にしたから、彼女が機嫌を損ねたものだと思っていた。せっかく二人でよみうりランドに来たのに、雰囲気を壊してしまったと思い込んで、僕はちょっとだけ凹んだ。  ただ、そうじゃなかった。僕は彼女のことを何も分かっていなかったんだ。何も分かっていなかったし、何

          【短編】ウインター・レクイエム【#02】

          【呟き】ブームを作れたかもしれない隠れた名作、ムーンランド【漫画感想_03】

           どうも、式です。  最近読んだ漫画を取り上げようと思うと、自分の守備範囲の狭さからどうしてもジャンプ系列になってしまうんですよね。それ以外も読んではいるんですが、忙しかったりするとそこまで多くの漫画を読めたりしないので……  というわけで三連続ジャンプ+の作品になります。今回は完結済みの作品である『ムーンランド』になります。  以下、目次のようなもの 1.あらすじ 中学三年生の天原満月は、「自分の体を思うように動かしたい」という思いから体操に夢中になる。他人と競うこ

          【呟き】ブームを作れたかもしれない隠れた名作、ムーンランド【漫画感想_03】

          知り合いに描いてもらったプロフ画がめちゃくちゃかわいい話

           どうも、式です。  タイトルで既に完結してるんですが、知り合いにゆるっと「プロフ画描いてくれない?」って頼んだら即答でオッケーしれくれて、その上めちゃくちゃ可愛く仕上げてくれたので自慢です。  ちなみにこのキャラクターはねこです。たぬきでもキツネでもないです。誰がなんと言おうとこれはねこちゃんなのです。  おまけにアカウント名である「式」の文字まで入れてくれて、感無量です。しばらくはこのアイコンを使い続けます。  っていう雑記兼日記でした。

          知り合いに描いてもらったプロフ画がめちゃくちゃかわいい話

          【呟き】現実と非現実の融合、推しの子の魅力【漫画感想_02】

           ども、式です。  体力と気力が続く限り、あと飽き性な側面がこんにちはしてこない限り、頑張って毎日更新していけたらと思う今日この頃、既に続くか不安になっています。世の中のnoteクリエイターの方々すごいなぁ、と。  やっぱり折角こうして発信するプラットフォームを使っているんだから、何かしら自分なりの発信の形を作っていきたいんですよね。まだSNS連携等は(なんとなく)していないのに私のnoteを見つけてくださって、スキしてくれる方がいるので、そういう人たちがまた戻ってきてく

          【呟き】現実と非現実の融合、推しの子の魅力【漫画感想_02】

          【呟き】怪獣8号は次代の王道漫画なりうるか【漫画感想_01】

           ども、式です。  いつの時代も人々の心を魅了して離さないコンテンツというものがあります。ドラゴンボール、ワンピース、NARUTO、BLEACH、鬼滅の刃等々。  中でも所謂社会現象・ブームと呼ばれる大きな波を引き起こす漫画というのは、その現象の大きさや種類から色々なものがありますが、特に前述のような少年漫画はその筆頭な気がします。  ヒカルの碁の影響で囲碁ブームが起こったり、キャプテン翼の影響でサッカーを始める人が急増したり、るろうに剣心に憧れて傘で牙突を真似する子供

          【呟き】怪獣8号は次代の王道漫画なりうるか【漫画感想_01】

          【短編】微睡【#01】

          「……え、なんて?」  彼女は、よく不思議なことを言う人だった。 『犬はわんちゃんなのに猫はねこちゃんっておかしくない?犬だけ鳴き声じゃん』 『どんぶらこってどういう擬態語なんだろうね』 『ゴキブリが嫌われてるのって、「ゴキ」「ブリ」って濁音が続くせいだと思うの」 『「ここ笑うタイミングですよ」って変だよね。笑わせるのはあなた側の仕事じゃん?」  本当に唐突に、なんの脈絡もない不思議なタイミングで、独りごちるように彼女はよく呟くのだ。普段はしっかりしているだけにその落差

          【短編】微睡【#01】

          noteを作ってみた話

           こんばんは。式です。特に誰に向けた挨拶でもないけれど、ネットの大海を漂ってこのnoteを見つけてくれた方へ。  本職はただの社会人。趣味は本を読んだり小説を書いたり。あとはアイドルを追っかけたりとか。浅く広い多趣味。  なんとなく勢いで作ってみたnote、何を書くかとか何を目的とするかは全然未定で、書きながら色々考えていこうと思います。  でもやっぱり趣味の物書きが好きなのでエッセイや短編をぽいぽい投げる置き場にするか、読んだ小説や漫画の感想をだばだば〜っと漂流させよ

          noteを作ってみた話