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毎日がBrand new dayの3期生あるいは乃木坂46における現在地

充実のラインナップでのぎ動画が始まってイベントがなくて有り余ってる時間が埋まるのかなと思ってたけど、ライブにしても舞台にしても到底気楽に見れるものではなくて結局まだ見ていない。待ち望んでいた深川麻衣卒業コンサートも一生見れないかもしれない、なんて思い始めた。じゃあ気楽に見れるのはってまず乃木どこと乃木中なんだけどそれ以外も見たくなるわけで重たくない曲のMVを見たりなんかしてる。特に25thシングルMVは幸か不幸か未だにYouTubeでフル視聴できるので何度も見返してる。ということで今回は25thシングル3期生楽曲『毎日がBrand new day』について書いていこうと思う。

3期生と言えばどの曲か、と聞かれればおそらく多くの人が『三番目の風』を1番に挙げるだろう。『三番目の風』に限らず3期生楽曲は元気で溌溂とした可愛さのある曲が多い。カッコいい曲になっている『僕の衝動』を除いて、『思い出ファースト』、『未来の答え』、『トキトキメキメキ』、『自分じゃない感じ』、さらにはユニット曲の『言霊砲』、『平行線』もそういった雰囲気の曲だ。『毎日がBrand new day』はそういった今までの3期生楽曲のような元気で溌溂とした可愛さのある曲とは違うものになっている。北野日奈子の言葉を借りれば、「明るめの曲とか笑顔めの曲も多いけど、あの曲を踊ってる3期生は溌溂とした笑顔っていうよりも、やさしさと温かさと楽しいが混ざってる笑顔で新しい3期生が見れた(2020年6月29日久保史緒里の乃木坂上り坂)」曲。明るさを前面に出した今までの曲はその良さも勿論あるけどどこか眩しいところもあってどちらかというと強い光だった。『毎日がBrand new day』は明るさもあるけれど柔らかい優しい光な気がして聴くだけで見ているだけでしあわせになれる気がする。
MVで言えば0:51~の1サビ、向かい合って踊るキャンプファイヤーのシーンにしあわせが溢れている。2サビ大サビとは違って1サビは向かい合って踊っていて、彼女たちはみんな笑い合って楽しそうなのが印象的だ。溌溂とした笑顔とはまた違う、「やさしさと温かさと楽しいが混ざっている笑顔」を見ることができて心が温かくなる。しあわせになる。

46時間TVのnoteにも書いたけど、乃木坂46はいつだって僕らに寄り添ってくれる。それが乃木坂46のやさしさであって良さでもあると思っていて、乃木坂46らしいと思うところでもある。そんな乃木坂46らしさが『毎日がBrand new day』にはあると思ってる。強い光ではなく優しい光、寄り添ってくれるやさしさがこの曲にはある。そんな曲のセンターを、大園桃子でも与田祐希でも山下美月でもなく、久保史緒里が務めていることもなんだか素敵だ。
そのやさしさがまた、3期生らしさだとも思う。今まで3期生は乃木坂46において「元気で溌溂」という役割を担ってきた。1期生2期生とは違う明るさを新しく加入した3期生はそのフレッシュさも含めて前面に出し、新しい乃木坂46を見せてくれた。それは今までの3期生楽曲を見ても明らかだ。だが、もうその役割を担うのは彼女たち3期生ではない。なぜなら4期生が新しく加入したからだ。4期生楽曲は『キスの手裏剣』、『4番目の光』、『図書室の君へ』、そして『I see...』と「元気で溌溂とした可愛さのある」曲になっている。よりフレッシュな4期生が今まで3期生が担ってきた役割を担うようになるのは当然の流れだ。
では3期生のこれからの役割とは何なのだろうか。3期生は1期生2期生が少しずつ卒業し人数が減っている状況でこれからの乃木坂46の中心になっていくだろう。そんななかで乃木坂46らしい楽曲を貰ったことには意味があるはずだと思う。これからの乃木坂46を担っていく3期生が乃木坂46らしさの中心になる。その乃木坂46らしさは3期生らしさと近いところにあると思ってるからこそ、僕はこの曲に魅力を感じているのだと思う。

はじめにも書いたけど、3期生と言えば『三番目の風』になっている。元気で溌溂としたイメージがまだまだ強いのは僕自身もそうだからわかるけれど、でもその役割は既に3期生からは離れて4期生にある。だからこそ「3期生と言えば『毎日がBrand new day』」となって欲しい。25thシングルの期生別楽曲『アナスターシャ』、『I see...』は評価が非常に高くてMV再生回数もすごいことになっている。どちらも2期生、4期生の1番の代表曲と言ってしまっても過言ではないだろう。その2曲と比べてしまえば『毎日がBrand new day』は後れを取っていることはそうなのかもしれないけれど、乃木坂46らしさと3期生らしさに溢れたこの曲が3期生の代表曲になって欲しいと強く思っている。

1期生2期生という偉大な先輩たちと4期生というフレッシュな勢いのある後輩たちの間に挟まれて3期生には少なからず不安もあるのだろう。だけど「この日を思い出したらなんでもできちゃうね。頑張れちゃうね。」と彼女たちが話すように、3期生はこの先きっとなんでもやってしまうと思う。同期愛で溢れた彼女たちはそれと同時に乃木坂46への愛も溢れている。そんな彼女たち3期生は、過去も現在もそして未来も、ずっとずっと僕らに寄り添ってくれるのだろう。寄り添ってくれる彼女たちに貰った愛もやさしさも、その全部を何倍にもして返していきたい。そんな風に思うことができる素敵な曲なんだと改めて思った。

*1 乃木坂46・久保史緒里の乃木坂上り坂 ゲスト:北野日奈子(40:38~)
https://live.line.me/channels/21/broadcast/14172204

*2 久保史緒里公式ブログ「365日生まれ変われるんだ」
http://blog.nogizaka46.com/shiori.kubo/2020/06/056432.php


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