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桜が降る夜は

11thバスラDAY1、さくちゃんセンターでここにはないものが披露された。

「今日のための特別な映像を作っていただきました。今日だけの映像と一緒に披露させてください。それでは聞いてください。『ここにはないもの』。」


嗚咽するくらい泣いてしまった。ぼろぼろに泣いてしまった。このここにはないものを私はきっとずっと覚えていると思う。

まさかこんなに早いタイミングでやると思ってなかったから。まだ卒コンもやってない段階で新たにセンターを据えて披露するだなんて。悪い成分終わりがけにここにはないものの白い衣装着た姿がもう見えていてその時点で既に私は泣いていた。

飛鳥ちゃん自身を歌った飛鳥ちゃんの目線で乃木坂46へ向けた曲のはずだった。推しの卒業曲にそれ以外の考えはなかった。でもこのここにはないものは確かにさくちゃんから飛鳥ちゃんへの曲だった。

サヨナラ 言わなきゃ
ずっとこのままだ
微笑む瞳のその奥に
君は瞬きさえ我慢しながら
涙を隠してる

生きる 理由 君に 教えられた
ここに いても 青い空は見える
でも空がどれくらい広いとかどれくらい高いかは
見上げて初めて わかる

そばにあるしあわせより
遠くのしあわせ掴もう
君がいてくれたから
素敵なサヨナラを言える

飛鳥ちゃんが卒業して、2ヶ月後のこのバスラでさくちゃんがセンターをやる、ここまでを想定してこの曲は作られたんだと思う。そう思うことにした。きっとそう。

さくちゃんから飛鳥ちゃんへの曲、それでも「みんなで時を動かそうと思います」という言葉通り彼女は孤独ではなく、みんなと目を合わせてみんなで乃木坂46を動かすように、そう決心するように、涙を見せながらも確かな意志を持ったそんなパフォーマンスだった。


背負うものは決して小さくはないはずでもさくちゃんは背負ってくれていた。乃木坂46のため、飛鳥ちゃんのため、さくちゃん自身のためにもこの場所でここにはないものを披露する必要があったんだと思う。本当にありがとう。本当に。本当に。

私はすごくすごく嬉しかったです。


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