僕だけの君
あっという間の2ヶ月だった。人生においてこんなにも時間が早く進んだ2ヶ月はなかった。息をしていたらあっという間に今日になってしまった。
私が愛したその人は今日乃木坂46から卒業する。
何も後悔はない。何度も何度もそう言葉にしてきたように、卒業発表前も発表後もそのどこにも全く後悔はないと嘘偽りなく言える。それはきっと私がどうこうしたからではなく、後悔させないように彼女がしてくれていたからなんだと思う。
1年前くらいから私は確かに彼女から「もう時間はあんまりないかもよ」という合図を受け取っていた。はっきりそう言っていたわけでも見える形で示していたわけでもないけれど、今振り返るときっとそうだったんだと思う。
卒業が発表されてからも応援してくれた人たちに後悔を残さないように、できることはぜんぶやってくれてた。普段は出ないような番組にも出たり、見せないような同期や後輩たちとの関係性を見せてくれたり、たくさん写真に写ってくれたり、今までだったら断るだろうなってこともやってくれたり。制作面に関しても、非の打ち所がない曲と歌詞とMVと振付と衣装とで素敵なものを届けてくれた。一生の宝物になるものたちばかりを残してくれた。
後悔はないけれど残してくれたものはたくさんある。それが心にある限り私の中の彼女はずっとなくならない。思い出すたびに美しく美化されて、一生忘れられない存在としてそこに存在し続ける。
たくさん卒業を経験したけれど今回ばかりは勝手が違う。きっとこれからの生き方まで変わるようなそんな出来事になる。なってる。その先で自分がどうなるかはまだわからないけれど、でも私は生きていくよ。だから大丈夫。
あすかちゃん。
本当におつかれさま。
私が生きてこられたのはあなたがいたからです。「そんなことないよ」ってあなたは否定したけど、そんなことあるんだよ。あなたがいなければ私は生きることを諦めていたから。私が今生きようと思えているのはあなたがこの世界を生きているから。だから絶対あなたのおかげ。
どれだけありがとうを伝えても足りないくらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に本当にありがとう。
世界中の誰よりもあなたのことを愛しています。
大好きです。
どうかしあわせでいてください。
私もしあわせでいます。
いってらっしゃい。
2022.12.31
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?