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白猫9周年から10周年のシナリオを予想してみる。

こんにちは。式森です。

長い前置きすんの面倒くさいのでさっさと本題に入らせていただきます。

❶断片組(主に黒衣のエレノア)はどうなるのか、について

まず、

異世界から来たサヤをジンが目撃してエレノアと遭遇したのが始まりなので、この世界の異物はサヤの方。

ジンがキービジュアルに映っていないのは

9周年で再登場して、そのタイミングで死ぬからなんじゃないかな?

と、臆面もなく不吉な予想を立てていく…でも案外このパターンはありそう。

ただ、今のところ断片組で死んだのはエクセリアしかおらんので、闇ディランや黒エレノアも死ぬんじゃね?ってのは全然わからない。

とか言いつつディラおじは死にそう。俺の屍を越えてゆけスタイルだからあの人…()

ジンサヤ以上に謎がでかいのはエレノアで、このつまみぐい女に至ってはそもそも出自が明らかになっておらず、気がつけば世界の終焉を目の当たりにしていたワケだが

…そう。それはつまり言い換えると

エレノアには家族がいなかった。

エクセリアは竜の国が滅んだとき、騎士団員たちを失った悲しみに暮れた。ディランは祖国が滅び兄弟も失ったとき、ひどく苦しんだ。ジンとサヤに至っては同じ役割と血を持つ実兄妹らしい。

からの、エレノア。彼女がなにかを失う、誰かを失うことを悲しむ動機というのは、必ず後付けになっている。

エレノアという存在が終焉世界に突如発生させられた瞬間直後の彼女には、家族や故郷を失う悲嘆というものが存在していない。

アイリスがエレノアを「次代の光の王」として認めることができたのも、エレノアが「何も持たない少女だったから」だろう。

現に闇の王くん(主人公)もかつて、何も持たずにあの世界で墓守として日々を過ごしていた。

黒の大地の少年とエレノアは、あまりにも似ている。それこそ彼女自身が、まるでもう1人の主人公であるかのように。

❷主人公は死んだことが一度もない

ここで少し角度をずらして考える。黒の大地の少年だった彼がスキアーズに見そめられ、剣を投げ渡されて特訓でしごかれる日々を送っていた間

スキアーズは少年をわりとその気になれば殺せるつもりで、特訓をしたことがある。が、生き延びて伯父貴を認めさせた。

それ以前に仲間が次々と死んで自分だけ生き延びている時点でお察しではあるが。

ゼロクロアニメではアデル君に土手っ腹を大剣でブチ抜かれたにもかかわらず平然と喋り続け、そのまま相手を斬り伏せて何事もなかったかのようにアイリスの元へ走っていったり。

とにかくこいつは死なない。肉体的ダメージがそもそもこの少年には致命傷になることはないのだ。

かと思えばメンタルもバチバチにクソ強いので、メンタルでもフィジカルでも闇の王くんは絶対に死ぬことがない。

そしてこれを踏まえた上で、エレノアは女主人公ではないかとの見立てを引っ張り出すと、違和感が生じてくる。

アイリス様御一行のほうにいるエレノアは間違いなく女主人公ではあるが、黒衣のほうはとてもそうは思えない。

明らかに軸がブレている。アイリス様を殺しても意味はないと分かりながら、殺さなければあの世界にいるアイリス様は救えないのではないかと、内心揺らいでいるせいだろう。

迷いがある、という点が、アイリス様をディランから庇って死ぬということに繋がる可能性はだいぶ高いと言える。

黒衣のエレノアでなければ果たせない使命が仮にあるとすれば

「終焉の未来」でひとりぼっちのアイリスのところへと帰り、彼女が世界を光と闇から再構築する手助けをするくらいではないだろうか?

ワールドエンドのラストで再構築してる感あるから、それのちょっとちがうエンドみたいな。

❸断片組に引き摺り込まれたイクシア(まねっこ猫耳ガール)について

過去記事でもたぶん触れてはいるが、

イクシアは始祖のルーンの化身である。

古の大崩壊でアイリスが「闇を封じて」と頼んだのを引き受けたせいで白の王国は滅んでしまった(だからアイリス自身は悪くないよねって話もわりと聞く)という点と

闇の王(目玉親父)それそのものが始祖のルーンだ、とアデル君がなぜか明かしてくれていたのも踏まえると

始祖のルーンは「光も闇も司ることができる魔力器官のようなもの」と見てとれる。

で、光と闇が同時にあると何が出来るのか?という話だが……

光と闇(白と黒、正と負とも言う?)があれば純粋なソウルを生成することができるようだ。

純粋というより、潤沢という表現を好むらしいが。

それから、エレノアが道化の力を借りて門を開いてワープしていたが、ヴァルアスも黒い球体の中に閉じこもってワープすることが出来るのはご存知だろう。

闇の王(始祖のルーン)唯一の直属配下であったヴァルアスが、点と点を移動する技術を持っていたのならば

エピタフは始祖のルーンが「無数の門を開く鍵」だと、あの大崩壊で気付いたと考えられる。

事実、ファイオスはゼロクロラストで「ここではないどこか、別の世界へと通ずる門のような穴」があちこちにブチ開けられていくのを目の当たりにし

ファイオス自身、その門の向こうにある「宇宙空間」、いわゆる「虚無」へ放り出され、そこで自分以外の何者か(白い猫?)とすれ違った。

白い猫は、ゼロクロストーリーで何度か出てくるかのように描写されており(小説やアニメの描写を統合することで気付ける)

ゼロクロアニメでは大崩壊中に天空から落下するアイリスの手を闇の王子が引っ張ろうとした刹那、彼女の姿が白い猫へ豹変している。

でもって、イクシアはアイリスのことを妙に慕っている。しかも猫耳に尻尾まで生えているときた。

「始祖のルーン」という鍵が「門」を開き、「猫」を召喚・封印する

という俺個人の考察がもし当てはまるのならば

イクシアは「始祖のルーン」の化身である

……と言っても差し支えはない、はずだ。アイリスは人の姿であり、白い猫は猫の姿なのだから

そのどちらでもある「猫と人の間」の姿をイクシアがとっているのは、始祖のルーンの化身だからではないだろうか。

…闇の王も始祖のルーンの化身みたいなもんじゃなかったの?ということについては

闇の王子という「黒猫」がいることと
あらゆるルーンの力を統べていたのがアイリスだったということを踏まえて

「始祖のルーンの力」にまつわることは9割がた、光のほうに味方をしていたように思う

ので、闇の王が最終的に負けたのも

「中立の者たちですら光に味方をしていたりしたから」みたいな雑な結論でわりと説明がついてしまう。悲しみの旋律ね。

❹エピタフは今、光の王から権能を奪いたい(アイリスを無垢なる平凡な少女に戻して、世界の歯車から卒業させたい?)

道化師の目論見に関しては現状、これで説明事足りる感が否めない……可哀想なファイオス君。

もちろん、ただシンプルに光の権能を奪って、闇と合体してソウルの王様ウェーイ⭐️みたいにやるつもりでもないだろうけど。

今更だけどソウルの王様って、いないんだな。不思議。グラホラ世界ではレヴがソウルの塊だったけど、女王様はエヌマだったし

強いて言うなら、エヌマ様はソウルの女王様として認定しても別に齟齬は少ないのだが。

いかんせんジュダに組み込まれた因子に対して彼は「俺は、死生観そのもの」と豪語しており

アイシャは彼の棺に潜むソウル圧を何十億アニムスだと測定しているからである。

とはいえ、ジュダ自身その弔った魂を再利用なんてのは無理なのだが。出来るとしても、ヘルモートがアンデッドを使役するくらいが精々だろう。

なーんて言ってる場合か?アイシャついこないだ皇帝の死を拒絶したんやぞ?やばくないか?

って話にもなってくる。

死という概念を拒絶し、死から甦りしものは、英語でレヴナントと呼ぶそうだ。

と、なれば。

9周年に至るこの流れで、ダークラグナロク関連の話が運営にかなり避けられてきている(祠とかどうしたんだよ)理由として

エピタフが「死を覆す」ことに成功するから

というのが、あったりするんではないか?なんて馬鹿げた妄想などしてみたり…。

エピタフという名前自体も、墓碑銘epitaphから取られてるワケだし(墓の下では命が眠り続けているん、だったよな?)

次のリンクフラグメントのテーマは、えーっと…

覚醒

だったっけ?それは能力が開花するとかっていうよりも、

永い間眠りについていたものが目を覚ます(Revenant)

という意味合いに近い気がしてならないのだが…どうだろうか。レヴナントのグランドマスターに関する情報も殆ど出ていない今なら、10周年に向けてレヴナントを解剖する前段階としては十分では?

❺世界はそもそもどうやって生まれたのか、死者の魂は今どこにあるのか。

現状、白猫プロジェクトの世界にはあの世(死後の世界)が存在しない

これはシャーマンキングコラボでアンナが言及していたし、実際そうなのだろう。

言ってしまえば、ソウルというのは何かを器に出入りを繰り返す大きな輪のようなもので(循環している)

輪といってもドーナツ状とかいう意味ではなく

「この世界」全体を満たしている巨大な球体のようなソウル集合体があるような気がする。

そう、気がするだけである()

存在するということは、認識できるという
ことであり(フムニール談)

認識できないというのは、それが存在していないからだろうとも言われている。

となれば、フムニールがキャトラの正体について「闇の王の化身だ」と嘘をついたのは、少なくとも「光の王の化身というのが存在する可能性はある」ことを示唆していたからだろう。

多分ね。

多分もなにも、ゼロクロ小説とグラビティホライゾンでキャトラ(とカイル)の正体ほとんど判っちゃってんですがね。

ざっくり言うと、カイルさんが闇の王の化身で、キャトラが光の王の化身…的な。

厳密には、2人の創造主の化身なんだろうけど、便宜上この言い方したほうが分かりやすい。

世界にはかつて、光も闇も分たれていない「混沌(ケイオス)」があって、小説の描写だとキャトラ的なのとカイル的なのが力を合わせて、世界を光と闇に分けた。

分たれる前の混沌とした空間にあったのは、14島でも出てきた「無数の思念」である。

無数の思念それそのものに、光とか闇とかいう決まりはなくて

むしろ光や闇よりも「以前の、古い」概念時空間的なものとしての「無」が存在し続けている。

そしてこの「無」、いわゆる「虚無の彼方」が白猫世界において光や闇と上下レイヤーで重なっていて、

カイルや主人公くんには「虚無(原始時代の混沌レイヤー)」耐性が付いているらしき描写もかなり見受けられる。

この2人にはまあ共通点めちゃくちゃ多い(ドラゴンの腕とか闇の王の器だとか色々)のだが、やはり個人的最大の特徴としては上記を思い浮かべる。

死を克服できるのはそれこそ、最初から何も持たない「空洞」だから、なのだろうと。

カイルが知識をひたすら吸収できるのも、周りに合わせていろんな話ができて打ち解けられるのも、それはカイルという自己が空になっているからだろう、と。

もっと言えばカイルは、無そのものの化身ですらあるように思える。

なんて戯言はまあ、話半分に聞いておいてもらえると助かる(過去に何度も言ってる戯言だけど)

❻ジンサヤに破壊の役割を受け継がせたバールはカイルに殺された。

……これはなかなか忘れられがちな気がするので、やはり書き残しておこう。

「虚無を帯びた兵器か、たしかにそれなら儂にも通用するだろう」とバールは言った

しかしカイルは空石を使わずバールを討った。

なぜか。それは先述のように

カイルが「虚無の化身だから」である。闇の王が自問自答する際に出てきたもう1人の闇の王は

彼自身であって、彼自身ではない。

闇の王がカイルを器にしている、が「こちら」なら、自問自答しに行った先で現れた鏡の中にいるような「向こう」は、カイルそのものだったのだ。

と、個人的には考えている。

なので、いま皆が「異世界から来た者は異物として認識されて排除されるのではないか」と怯えているときも

俺は「この世界をそう創りあげたのはカイルだからなぁ…」「一番怖いのはカイルだよ…」などと、1人で勝手に唯一の怯え方をしている。

エピタフが永年活動できているのはそもそもファイオスが「この世界で生まれた純粋な白の民で、異物じゃないから」と思う反面、

フムニールはエピタフの存在を認識できていないので、もしかすると我々が見ているエピタフというのも「複数いるうちの一匹でしかない」のだろう。

ツァラおじさんがそこは親切に教えてくれてるから問題ないけどね。あの人も帝国で分身しまくってたから…()

裏を返せば、エピタフくんがとにかく分身しまくる最大の理由は「本体アタックされたら困るから」とも取れる

本体アタック!(レヴのリーダースキル)

❼エピタフがキャトラとカイル(2人の愚かな創造主)を大事に扱い続けるのは、世界そのものへの「保険」だから

fateでいう抑止力的な何か?違うか(適当)

なんで保険が必要なのかっつうと、世界がどれだけ派手にブッ壊れて「やっべ取り返し付かねえ」となっても、取り返しがつくから。

ぶっちゃけこれまでにも何度か、この取り返しは2人の愚かな創造主たちが付けてくれているように見える描写がある気がするし。

これも裏を返せば、2人コロコロしちゃえば白猫世界は二度と蘇らなくなるワケだよね!

エピちゃんくらいのサイコパスだったら製造元っつうか開発責任者をブッ潰してもう何にも出来ないねぇ!ニチャニチャッしそうだが

実際やりかねないので困る。

エピちゃんが光と闇で世界を創り直そうとするんなら、それこそキャトラとカイルの正体も明かされざるを得ないだろうし

10周年のストーリーでやるんなら、マジでそれくらい派手な種明かしはして欲しい。

なんて思いつつ今回のやたら長い独り言はおしまいです。最後まで読めた人まじヤバいね、頭おかしいよ。ありがとうございました。

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