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「ノウハウコレクター」はそもそも悪くない~脱出を考えるよりも先にすべきこと~

こんにちは。

今回は「ノウハウコレクター」についてお話していきます。

この言葉について、あなたはどのような印象を持っていますか?

「ノウハウばかり集めて、実践しない」
「失敗を怖がり、正解ばかり求めていて役に立たない」
「まず行動して、後から知識を入れるべき」

このように、「ノウハウばかり集めて行動しない人」というネガティブな印象を持っている方が多いのではないでしょうか?

ただ私自身は「ノウハウコレクターであること自体は何も悪くない」ということを伝えたいです。

私は過去15年間で最低1000冊以上読書してきた生粋の「ノウハウコレクター」です。
読んできた本の量という観点では、それなりに多い部類に入るのではないかと思います。
私はこの「情報収集癖」の根本となる原因を突き詰め、その解消方法を実践していくことで、過去、営業会社で営業成績最下位からトップセールスとして表彰され、その後転職した上場企業で上位5%としてMVP表彰をされるなど実績を積んでいくことができました。
だからこそ、この悩みを持っている人の力になれると思っているので、ノウハウコレクターであることに悩んでいるあなたの解決の糸口になればと思います。

では早速始めていきます。

「ノウハウコレクター」はそもそも悪くない

大前提、「ノウハウコレクター悪くない」のです。
ただ、常識という観点では、ノウハウを集める人たちに対して批判や風当たりが強いような風潮があるようです。

そのような風潮を受けて、あなたはこんなことを心の中で思っているかもしれません。

「知識ばかり集めて、何も実践できていない自分が情けない」
「また新しい本を買ってしまった。これじゃ何も変わらない」
「セミナーに参加しても、結局は自己満足で終わってしまう」
「周りの人は実践して成功しているのに、私は知識を溜め込むだけ...」
・・・

自分の心や頭の中に流れる言葉を紙に書き出してみてください。

自分を責めたり、失敗を恐れている自分がいることに気づくかもしれません。

過去新しい挑戦に失敗して、周囲から白い目で見られたり、誰かから必要以上に責められたり、怒られたりした経験があるかもしれません。

これらの言葉の中には自分で自分を必要以上に責める「自責心→自己否定癖」が見え隠れしてきませんか?

実はノウハウコレクターであることよりも、この「自己否定癖」があなたを苦しめている原因の一つであり、また「ノウハウコレクター=行動しない人」という社会の風潮をあなたが信じ、それに反応してしまっていることこそがあなたの苦しみの根本の原因なのです。

一旦フラットに考えてみてください。
「ノウハウを集める」ことは悪いことでしょうか?
「情報を集める」ことは悪いことでしょうか?
「知識を取り入れること」は悪いことでしょうか?

むしろ素敵なことではありませんか?もしかしたらこのようなことを思っているかもしれません。
・ノウハウを集めて、有能になりたい。
・知識を集めて、成果を出せるようになりたい。
・情報を集めて、会社の業績に貢献したい。

そうです。ノウハウを集めることはそもそも向上心や克己心の現れです。

だからノウハウコレクターであることは、あなたの褒められるべき特質の一つだからこそ胸を張ってよいと私は思います。
まずはここに気づいてください。
では次に行きます。

「ノウハウコレクターである」ことの"本心"に気づく

先ほど、ノウハウコレクターであること自体は悪くないことを書きました。
・ノウハウを集めて、有能になりたい。
・自分の専門性を築きたい。
・知識を集めて、成果を出せるようになりたい。
・情報を集めて、会社の業績に貢献したい。
このように褒められるべき特質の一つだとお伝えしましたが、これらはまだあなたが本当に求めていることを手に入れるための手段でしかないことにお気づきでしょうか?

「有能」「成果を出す」「会社の業績に貢献」
その結果、あなたは本質的に何を求めていたのでしょうか?
つまり「ノウハウコレクターである」ことの”本心”は何でしょうか?
1分間考えて紙やノートに書き出してみてください。















書きましたか?

それではお伝えします。

本質的に求めているものは「つながり」です。

①ノウハウコレクターであることで、有能になろうと必死になるが、
②有能を目指している過程で、「有能さ」が手段から結果になってしまい、
③本心で求めていた「つながり」の中での自分の居場所や安心感が手に入れられていない

このような状態なのだと推測します。

私の場合、まさにこの罠にまんまとひっかかりました。

読書をして、インターネットの情報を集めて、新聞を読んで、確かに知識量は増えていくものの、現実社会での結果を出すことには程遠く、しかも実は繋がりや安心感を求めていることに気づいていなかったのです。

しかも本当は人とのつながりが欲しいのに、人に頼らず独力で頑張り続けるというのもバカらしいなと今になって思います。(笑)

はい、ここまで書いた通り、ノウハウコレクターであることの"本心"は安心感・居場所のある「つながり」です。

だからこそ、「こんな自分バカらしいけれど、人とのつながりが欲しかったり、人の為に何かしてあげたいって思ってたんだな」と受け入れられるところまでくれば、ここから先も読んでみてください。


「ノウハウコレクターの自分のまま、どのように本当の目的を達成するか」について頭を捻る

おさらいですが、

①「ノウハウコレクター」であること自体は悪くない
②「ノウハウコレクター」であることの”本心”は、安心感や居場所がある「つながり」を求めている

この二つを今まででお伝えしてきました。

ただこれから先もずっと情報収集癖を変えることは難しいでしょう。
もう長年付き合ってきた癖でしょうし、しかも別に変える必要もないです。
ただその行動があなたの求めている「つながり」に直結しているかというとそうではないこともお伝えしてきました。

だとするならば、「ノウハウコレクターの自分のまま、どうやってつながりを得るのか」ということに知恵を絞っていきましょう。

今までと同じような行動をしていては、つながりを得られることはないかもしれません。
ちなみに私の場合は「もう既につながりのある自分だったら、どのような行動をしているのか?」をイメージしてその行動を今すぐに行っていくことに決めました。

例えば、
「今まで人に頼っていないのであれば、頼れそうな人に声をかける」
「自分の学んだノウハウを周囲の人に話して、アウトプットする」
「独力で頑張らず人と対話をしていくことで物事を進めていく」
「他の悩んでいる人がいれば、その悩みの解決ができそうな人をつなぐ」
「自分の学んだ内容に興味のある人たちを集めてお互いにアウトプットしあう」
・・・

など具体的に考えてみれば、色々出来そうですよね。

こういった新たな行動を積み重ねていくことで、「つながり」も結果的に手に入ったり、そして気づいたら「有能」になったり、「専門性」を持った自分が手に入っているかもしれません。

このように考えを進めていくと必要以上に自分を責め立てたりすることなく、自分の理想を叶えていくことができるでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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