以前書いた詩をポエトリーリーディング（※）用に改変して読みました。
※音楽を流して読む朗読とラップの間みたいなもの。これは朗読寄りだと思う。

3分です。ぜひ聞いていってください。でも初めてなのでお手柔らかに（切実）


[ 平等の名の下に殺されてきた ]


権利は平等であってほしい
せめて　機会は平等であってほしい
男女も平等であってほしい
意見は　平等に、あつかってほしい
しかし　そもそも人間は　平等なんかじゃない
身体、精神、感覚、すべてに違いがあるんだって
両親だって環境だって 一人一人ちがうんだって
同じようには生きられない、そんな保証はありえない。


でもさ
お金は誰にも平等じゃん？って .... 何言ってんの？
さすがに値札付けすぎでしょ　見渡す限りのエンマーク
みんな、社会に合わせすぎじゃん？って思っちゃうけどな
能力を換金して、時間を換金して、
あるいは自分のもっと別のものを換金しまくって
真っ当に平等に正々堂々いきてきた。


それはほんとに、えらかったよ、えらかったけど
違うものを同じように扱うために違う部分をちょっと
削りすぎてきたんじゃないか　そうも思うんだ
今まで、どれだけ犠牲になってきたんだろうって思うんだ
金にならないものも時間も、あっても、別にいいじゃん
お金なしであげてもいいし、お金なしでもらってもいい
循環すればそれでいいんだ本当は　でも、
お金があれば生きててもいい。お金がなければまじでやばい
だからお金になることばっかりしなくちゃいけないって
その道しか歩いてこれなかった人、私とあなただよ。


お金にならない、あなたの能力
お金にならない、あなたの勇気
お金にならない、あなたの優しさ
お金にならない、あなたの命

まだまだもっと　たくさんあるね。


お金に逃げないでいたいよ　どうせ、全部嘘なんだから
フェイクの平等捨てさえすれば、もっと広がる人の可能性
普通に毎日生活したり、できることで仕事して
誰かの役に立ったり誰かの役に立たなかったり
そんな感じで生きてられたら
意外に結構満足に　暮らせるんじゃないの。


活躍する人はすればいいし
ふつうな人はふつうでいいし
休みたいなら、休めばいいし
休んでるだけでももらっていい
実はそれが一番難しい
だから　「ただもらう」のが一番えらいのかもしれないくらい


でもさ　冷静に考えればさ　
誰がすごくて誰がすごくないって べつに ないじゃん
みんな無理して誰かみたいにしなくていいって
つまり　自分のままで生きていればまじで１００点満点だって
それが本当の意味での平等なんじゃないのかな。



▼フリートラックはこちらからお借りしました
Prod. by Cogmog Beats
https://youtu.be/ecBLZJzCpvU